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アドウェイズ<2489>は、インターネットのアフィリエイト（成果報酬型）広告で国内首位のネット広告代理店。スマートフォン・PC・フィーチャーフォン（従来の携帯）の全デバイスで、成果報酬型広告を提供する。また、スマートフォンアプリの企画・開発・運営などの事業も展開している。2001年の設立から間もない03年には中国に進出し、アフィリエイトサービスでは中国国内で最大級の規模へと成長。その他海外展開では、東アジア（台湾、韓国）東南アジア（タイ、インドネシア、シンガポール）やアメリカなど、世界10ヵ国でインターネット広告事業を展開する。「世界のインターネット商社になる」のビジョンのもと、インターネットテクノロジーを駆使し、様々な社会問題を解決することで社会に貢献することを目指している。

足元の業績では、2015年3月期の第3四半期（14年4-12月）決算は、売上高は前年同期比16.9％増の260.38億円、営業利益が同48.0％増の7.89億円、経常利益が同1.8倍の8.80億円、四半期純利益が同47.4％増の5.13億円だった。売上高では、スマートフォン向け広告が増加したほか、アプリ事業で自社グループタイトルのゲームの売上の拡大などで2桁増だった。また、「海外事業」は、主に台湾子会社及び韓国子会社でスマートフォン広告の売上高が大幅に伸長したことにより、セグメント利益が0.44億円（前年同期は1.50億円の損失）と黒字転換している。

15年3月期の通期予想については、売上高が前期比12.6％増の355.00億円、営業利益が同18.0％増の10.00億円、経常利益が同30.8％増の11.00億円、純利益が同8.8％増の6.00億円の見通しで、第3四半期決算発表時に予想値を修正。売上高は15.00億円の減額修正だが、営業利益は据え置き、経常利益は1.00億円、純利益は1.20億円の増額修正となる。

売上高は、スマートフォンの新端末発売によりゲームアプリデベロッパーの広告出稿控えの影響を受ける見込みだが、営業利益はサービスの絞込みや赤字事業の削減等で前回から変更なし。また、経常利益は受取利息等の営業外収益の発生で、当期純利益は損失発生会社の損失額の減少や経常利益の増加により増加する見通し。

なお15年3月期末の配当予想については増額修正。目処とする配当性向の水準を、従来の当期純利益の14％に当期の海外広告事業の黒字化見通しの記念配当として6％を上乗せした20％とし、1株当たり2円88銭〜2円94銭とする方針。




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