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大幸薬品<4574>は18日、自己株式を活用した第三者割当による新株予約権の発行を発表。割当予定先はドイツ銀行ロンドン支店で、割当予定日は3月6日。行使期間は1年間の設定。

発行予定の新株予約権数は600,000個で、1月31日現在の発行済株式総数から計算した希薄化率は4.71％となる見込み。ただ、新株予約権の行使で交付される株式は、全て同社の自己株式が充当される予定で、発行済株式総数は増加しない。権利行使で得られる資金調達総額は、約12億円。

行使価格は2パターン設定している。第6回新株予約権は、2月17日の株価終値と同額の1,896円で、第7回新株予約権は同株価に15％のプレミアを設けた、2,180円に設定。また、第7回新株予約権に関しては9月7日以降、行使価格の上方修正が1回可能であり、将来株価が急落した場面でも、当初の予測を超えて希薄化が促進されることはない。

なお、権利行使には同社の許可が必要となるため、同社は権利行使許可を通じて新株予約権の行使の数量や時期を一定程度コントロールすることが可能であり、資金需要や市場環境等を勘案した起動的な資金調達が可能となる。

また、同社は、医薬品及び衛生管理製品を生産する新工場を建設中であり、資金調達により得られた資金は、新工場建設費用の一部に充当する予定。

大幸薬品は、「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とする医薬品事業と、空間除菌剤「クレベリン」シリーズを中心とした感染管理事業を展開している。



＜AK＞