ブイキューブ<3681>海外での展開力、国内・アジアにおける高いシェアが強み
[15/03/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』3月12日放送において、ブイキューブ<3681>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
■事業概要
「インターネットを経由したビジュアルコミュニケーションサービスの提供」を展開している。代表例としては、Web会議サービス、Webセミナーサービスなどがある。このビジュアルコミュニケーションサービスを、クラウドを使って提供する「SaaS(Software as a Service)」(月額課金方式)が同社の主力事業となっている。
■Web会議とは
以前から電話会議やTV会議などは多くの企業で利用されていたが、これらのサービスを利用するためには特定の機器が必要であり、その機器を設置してある場所でしか利用できなかった。これに対して、同社が提供するWeb会議サービスはインターネットを介して提供されるため、ネットへの接続が可能な場所であればどこでも利用が可能である。さらに専用の機器や端末は不要で、一般的なPC、スマホ、タブレット端末などで利用可能である。「いつでも、どこでも、誰でも」参加できるのがWeb会議サービスの特色と言える。
■同社の特色や強みは
豊富なサービスラインアップ、海外での展開力、国内・アジアにおける高いシェアの3点が挙げられる。
(1)豊富なサービスラインアップ
同社では主力のWeb会議以外にも、オンラインセミナー、営業支援、遠隔教育、遠隔医療(診断)、映像配信、オンラインサポートなどのニーズに対して幅広いサービスを提供している。これらサービスも基本的な技術は「Web会議」と同じであるが、それぞれの分野に合わせて「使い勝手の良さ」「ユーザビリティ」を提供しており、これによって各分野のユーザーから高い評価を得ている。継続的な開発により、競合他社に対してアドバンテージを獲得しつつある。
(2)海外での展開力
各海外拠点のデータセンター間を専用ネットワークで接続するサービスを、アジアを中心とした10ヶ国(日本、中国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、インド、米国、英国)で提供するとともに、「クラウド」型サービスの多言語(日本語、英語、フランス語、中国語、インドネシア語、タイ語、韓国語)対応、英語対応可能なサポートセンターの拡充など、グローバル展開を図っている。既にこのようなインフラを有していることも同社の強みと言える。
特にアジア地域においては、各国内での通信環境は比較的良好であっても各国間の国際通信回線は不安定な場合が多く、国際間でのTV会議などでは支障が出るケースが多々ある。その点で同社サービスは、専用線を有していることから国際間であっても通信環境が安定しており、ユーザーは安心して同社のWeb会議サービスを利用することができる。
(3)国内・アジアにおける高いシェア
国内Web会議市場における同社のシェアは約31.4%と推定されており、過去7年連続でトップとなっている。また、アジア太平洋地域においても同社のシェアは17.7%と推定され、第2位となっている。
■業績及び足元の動向
2014年12月期業績は、売上高が前期比85.4%増の46.81億円、営業利益が同45.9%増の4.03億円で着地した。売上高は、「クラウド」型を中心とした「V-CUBE」各サービスの積極的な推進で伸長。またパイオニアVC社の子会社化により、アプライアンス売上が順調に拡大した。さらに「オンプレミス」型サービスも大きく伸長し、大幅な増収増益となった。
2015年12月期見通しについては、売上高が前期比36.7%増の64.00億円、営業利益が同24.5%増の5.02億円としている。1月に発表したRapyuta Robotics社への出資を軸に、「ドローンなどのロボットの活用」の本格的な事業化を進める。また、国の最重要課題に位置付けられる“地方創生”に関して、「遠隔教育」「遠隔医療」といった、人とモノ・マシーンとの新たなビジュアルコミュニケーションを実現させ、更なる業績向上を図る方針としている。
■株価動向
足元で25日線に上値を抑えられているが、1300円近辺がボトムとして意識されており、目先は25日線突破を意識したリバウンドが期待される。一目均衡表では雲下限に上値を抑えられている形状となっているが、雲下限自体が1620円近辺まで切り上がってきており、かつ雲のねじれといわれる現象が起きているため、リバウンドに入りやすいタイミングと言えるだろう。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
<TM>
■事業概要
「インターネットを経由したビジュアルコミュニケーションサービスの提供」を展開している。代表例としては、Web会議サービス、Webセミナーサービスなどがある。このビジュアルコミュニケーションサービスを、クラウドを使って提供する「SaaS(Software as a Service)」(月額課金方式)が同社の主力事業となっている。
■Web会議とは
以前から電話会議やTV会議などは多くの企業で利用されていたが、これらのサービスを利用するためには特定の機器が必要であり、その機器を設置してある場所でしか利用できなかった。これに対して、同社が提供するWeb会議サービスはインターネットを介して提供されるため、ネットへの接続が可能な場所であればどこでも利用が可能である。さらに専用の機器や端末は不要で、一般的なPC、スマホ、タブレット端末などで利用可能である。「いつでも、どこでも、誰でも」参加できるのがWeb会議サービスの特色と言える。
■同社の特色や強みは
豊富なサービスラインアップ、海外での展開力、国内・アジアにおける高いシェアの3点が挙げられる。
(1)豊富なサービスラインアップ
同社では主力のWeb会議以外にも、オンラインセミナー、営業支援、遠隔教育、遠隔医療(診断)、映像配信、オンラインサポートなどのニーズに対して幅広いサービスを提供している。これらサービスも基本的な技術は「Web会議」と同じであるが、それぞれの分野に合わせて「使い勝手の良さ」「ユーザビリティ」を提供しており、これによって各分野のユーザーから高い評価を得ている。継続的な開発により、競合他社に対してアドバンテージを獲得しつつある。
(2)海外での展開力
各海外拠点のデータセンター間を専用ネットワークで接続するサービスを、アジアを中心とした10ヶ国(日本、中国、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、インド、米国、英国)で提供するとともに、「クラウド」型サービスの多言語(日本語、英語、フランス語、中国語、インドネシア語、タイ語、韓国語)対応、英語対応可能なサポートセンターの拡充など、グローバル展開を図っている。既にこのようなインフラを有していることも同社の強みと言える。
特にアジア地域においては、各国内での通信環境は比較的良好であっても各国間の国際通信回線は不安定な場合が多く、国際間でのTV会議などでは支障が出るケースが多々ある。その点で同社サービスは、専用線を有していることから国際間であっても通信環境が安定しており、ユーザーは安心して同社のWeb会議サービスを利用することができる。
(3)国内・アジアにおける高いシェア
国内Web会議市場における同社のシェアは約31.4%と推定されており、過去7年連続でトップとなっている。また、アジア太平洋地域においても同社のシェアは17.7%と推定され、第2位となっている。
■業績及び足元の動向
2014年12月期業績は、売上高が前期比85.4%増の46.81億円、営業利益が同45.9%増の4.03億円で着地した。売上高は、「クラウド」型を中心とした「V-CUBE」各サービスの積極的な推進で伸長。またパイオニアVC社の子会社化により、アプライアンス売上が順調に拡大した。さらに「オンプレミス」型サービスも大きく伸長し、大幅な増収増益となった。
2015年12月期見通しについては、売上高が前期比36.7%増の64.00億円、営業利益が同24.5%増の5.02億円としている。1月に発表したRapyuta Robotics社への出資を軸に、「ドローンなどのロボットの活用」の本格的な事業化を進める。また、国の最重要課題に位置付けられる“地方創生”に関して、「遠隔教育」「遠隔医療」といった、人とモノ・マシーンとの新たなビジュアルコミュニケーションを実現させ、更なる業績向上を図る方針としている。
■株価動向
足元で25日線に上値を抑えられているが、1300円近辺がボトムとして意識されており、目先は25日線突破を意識したリバウンドが期待される。一目均衡表では雲下限に上値を抑えられている形状となっているが、雲下限自体が1620円近辺まで切り上がってきており、かつ雲のねじれといわれる現象が起きているため、リバウンドに入りやすいタイミングと言えるだろう。
ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30〜14:45放送
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