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愛知銀行 Research Memo(5):2Q減収減益だが与信費用の低減で期初予想を上回る

注目トピックス 日本株

■決算動向

(2)2015年3月期第2四半期決算の概要

愛知銀行<8527>の2015年3月期第2四半期累計(上期)の連結業績は、経常収益が前年同期比9.1%減の24,390百万円、経常利益が同29.9%減の4,240百万円、純利益が同27.9%減の2,770百万円と減収減益決算となった。ただし、期初予想との対比では、与信費用が計画を下回ったことなどから、経常利益が163.1%、純利益が162.9%と計画を大きく上回った。

また、銀行単体の経営指標についても、業務粗利益が前年同期比4.3%減の17,400百万円、業務純益が同21.2%減の3,370百万円、経常利益が同30.0%減の3,953百万円、純利益が同27.5%減の2,670百万円と減益決算となったが、期初予想に対しては、連結業績と同様、経常利益が171.9%、純利益が178.0%と計画を大きく上回った。

業務粗利益の減少は、資金利益が前年同期比5.3%減の15,403百万円に落ち込んだことが影響した。預貸金残高はそれぞれ拡大したものの、市中金利の低下と競争激化に伴い貸出金利回りが1.34%に低下(前年同期は1.43%)したことから、預貸金利鞘が縮小(前年同期比0.07%の縮小)したことが資金利益の減少を招いた。また、役務取引等利益も、前年同期に大口の預かり資産手数料があったことの反動減や送金手数料の減少などにより減益となった。一方、その他業務粗利益は、国債等の債券売却益により増益となっている。

また、経常利益や純利益が前年同期比で減益となったのは、業務粗利益の減少や経費の増加(消費税増税の影響等)に加えて、株式売却益や貸倒引当金戻り益などの減少により臨時損益が前年同期に比べてマイナスとなったことが影響した。一方、経常利益や純利益が期初予想を上回ったのは、与信費用が計画を下回ったことが主因である。

なお、預貸金残高(末残)の状況については、預金が2兆6,294億円(2014年3月期末比1.3%増)、貸出金が1兆6,517億円(同0.7%増)とともに増加した。特に、貸出金については中小企業の資金需要が低迷した2014年3月期から回復傾向にあり、中小企業向け貸出や個人向け住宅ローンが伸びている。また、預金も個人預金を中心に順調に拡大した。なお、預貸金ギャップ拡大に伴う余剰資金は、外債や投信、株式などを含めてバランスよく有価証券運用に振り向けたことから、有価証券残高(評価損益813億円を含む)は1兆1,331億円(2014年3月期末比3.4%増)に増加した。同行は運用力の強化にも取り組んでおり、市場流動性を重視しながら、リスク分散によるパフォーマンス向上を目指している。

一方、財務の健全性を示す国内基準の単体自己資本比率は、利益に相当する内部留保の積み増し等により2015年3月期上期の速報値で12.15%(2014年3月期は11.95%)に向上し、国内の自己資本比率規制の4%を大きく上回っている。また、リスク管理債権残高(延滞債権等)の減少により、リスク管理債権比率も4.04%(2014年3月期は4.31%)に低下した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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