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日本M&A Research Memo(6):1四半期単位としても過去最高業績を更新

注目トピックス 日本株

■決算動向

(1)2015年3月期の第3四半期累計業績、通期業績見通し

足元は対前年比で2ケタの伸びが続いている。2015年3月期の第3四半期累計(2014年4月-12月)業績は、売上高が前年同期比20.8%増の9,181百万円、営業利益が同22.9%増の4,956百万円、経常利益が同23.7%増の4,999百万円、四半期純利益が同30.7%増の3,166百万円だった。各利益項目はいずれも前年同期実績を20%超上回り、進捗率も通期業績予想の85%を超えている。なおこの実績は、第3四半期連結累計期間としても、1四半期単位としても過去最高益の更新となる。

2015年3月期の通期業績見通しについては、売上高が前期比4.3%増の11,000百万円、営業利益が同5.5%増の5,750百万円、経常利益が同4.6%増の5,750百万円、当期純利益が同8.4%増の3,625百万円を見込んでおり、現時点では2014年4月30日に発表した期初予想を据え置いている。

売上としては例年第2・第3四半期に計上されることが多いが、仮に今期の第4四半期単体の営業利益が去年と同額の1,415百万円が計上されたとすると、通期営業利益は6,371百万円となり、予想値の5,750百万円を10%以上、上回る計算になる。なお、日本M&Aセンター<2127>は2014年3月期まで、4期連続で期初予想を実績が上回っており、そのような過去の経験則から見ても、今期も同様に予想値を上回る可能性は大きいだろう。

なお、配当については、2014年3月期まで4期連続で増配しており、15年3月期についても中間16円期末16円で年間32円の5期連続増配を計画している。ただし、足元の好調な進捗状況から見ると業績が上振れる可能性は高く、それに伴って期末配当も増額修正される可能性は高いだろう。

(執筆:株式会社フィスコ)



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