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テクノスジャパン---TDSMとZMPが資本提携、ビッグデータ解析サービス分野で共同開発

注目トピックス 日本株
テクノスジャパン<3666>は21日、同社の関連会社でビッグデータ事業を展開するテクノスデータサイエンス・マーケティング(以下:TDSM)が、ZMPと資本提携すると発表。ZMPは自動運転技術やセンシングソリューション技術を保有しており、TDSMの解析技術とZMPの製品開発技術のシナジー効果で、新たなソリューション製品の開発を行う。

ZMPは非上場企業だが、同社の持つ自動運転技術は各企業からの関心も高く、ソニー<6758>や米インテルなども出資する注目企業。今後両社はロボット化されたさまざまなモノから得られるビッグデータを、TDSMのデータ解析技術によって活用する新たなソリューション製品を開発する。

共同開発例は自動車、物流機器、ヘルスケア機器のセンサデータをクラウドに収集し、ビッグデータを解析するサービスなどで、未来の社会基盤となる人工知能プラットフォームの提供を目指す方針。

ビッグデータは政府の成長戦略としても掲げられ、2014年6月には経済産業省と企業・有識者による“データ駆動型(ドリブン)イノベーション創出戦略協議会”が設立。また今月15日には経済産業省が「CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革(案)」という中間報告書を提出するなど、国を挙げてデータドリブンイノベーションを支援する流れも出てきている。この流れを受けて、今回のTDSMとZMPの提携による共同開発にも期待が広がっているもよう。

提携に関して株式市場は好反応を見せている。提携発表前日の20日から昨日まで、株価は6営業日続伸の動きだ。昨日の高いところではストップ高の2,919円まで買われており、提携発表前日の終値1,290円からは約2.3倍まで高騰している。

テクノスジャパン<3666>は、現在ビッグデータ事業を第2軸として推進中。関連会社のテクノスデータサイエンス・マーケティング(TDSM)が人工知能(AI)製品「Scorobo」を提供、さらにNLP機能を搭載した人工知能製品「Netbase」の総代理店でもあり、AIラインナップを充実させていくようだ。15年3月期の期末配当は1株当たり45円の計画で、予想1株当たり利益56.06円に対し80%以上還元する計画。さらに、2017年3月期までの3期間に亘って、同80%以上の株主還元策の継続を打ち出している。



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