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博展<2173>は14日、2015年3月期（14年4月-15年3月）決算を発表。売上高は62.61億円、営業利益は0.81億円、経常利益は0.76億円、当期純利益は0.50億円だった。資本提携業務を行っていたアイアクトの完全子会社化で、15年3月期の第4四半期より連結財務諸表の作成となるため前期比の増減はない。

売上高は、クライアントのイベント出展・主催計画の取り止め、規模縮小等の影響もあって予想をわずかに下回ったが、新規事業の事業基盤整備の成果が見え始めた。一方、利益に関しては予想を上回って着地したものの、中期ビジョン確立のため取り組んでいる戦略的チャレンジ案件である大型販促イベントや屋外イベント、全国各地での地方案件等の外注原価率の上昇に伴う粗利益率の低下、並びに各事業基盤構築のために必要な販管費の増加が響いた。

なお16年3月期の通期予想については、売上高で前期比19.8％増の75.00億円、営業利益で同40.7％増の1.15億円、経常利益で同36.4％増の1.05億円、当期純利益で同3.6％増の0.52億円を見込んでいる。

主力事業のイベントプロモーション、展示会出展、商談会事業のシェア拡大、事業の柱として成長したカンファレンス＆コンベンション事業、商環境事業のさらなる体制強化、デジタルコンテンツ＆マーケティング事業でのグループ連携強化による各事業との相乗効果の最大化により、Experienceマーケティング（人と人とが出会う“場”・“空間”で行われる様々な体験を通じて、生まれる感動や経験の価値を提供すること）サービスの提供を通じてクライアントのマーケティング・パートナーとなるべく事業の一層の強化を推進していく方針。



＜AK＞