ダイヤモンドダイニング Research Memo(1):15/2期は好調に推移、中期経営計画を大幅に増額修正
[15/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
ダイヤモンドダイニング<3073>は、首都圏を中心に多業態展開による飲食事業を主力とするとともに、ダーツやビリヤード、カラオケなどのアミューズメント事業も手掛けている。保有ブランドの多様性を活かしたブランドマネジメント制とドミナント展開に特徴がある。79業態236店舗(海外8店舗を含む)を有しているが、そのうち、山手線沿線内には居酒屋業界トップクラスの170店舗を出店している(2015年2月期末現在)。
「世界No.1のエンターテイメント企業グループ」をビジョンに掲げ、「VAMPIRE CAFE」や「アリスのファンタジーレストラン」「ベルサイユの豚」など、個性的な人気ブランドを生み出してきた業態開発力には定評がある。同社は、環境変化に機動的に対応するとともに持続的な成長を実現するために、これまでの成長を支えてきたマルチコンセプト戦略とマルチブランド戦略の融合を完了。両戦略を活用した独自のブランドマネジメント制を推進し、更なる成長に向けて舵を切った。2014月11月には東京証券取引所JASDAQ市場から東京証券取引所市場第2部へ市場変更となった。
新たな成長期の1年目である2015年2月期は、2014年2月期に集約した高収益ブランドによる出店拡大や既存店の伸長、M&Aによる海外展開などにより、売上高が前期比5.3%増の26,079百万円、営業利益が前期比35.1%増の964百万円と増収増益となり、過去最高の売上高を更新した。また、立ち上がったばかりの海外を除けば、営業利益(国内)も過去最高となった。
同社は、2015年2月期が期初予想を上回って好調に推移したことから中期経営計画の見直しを行った。当初計画を大幅に増額修正するとともに、新たに2018年2月期の計画を追加した。2018年2月期の業績目標として、売上高37,691百万円、営業利益1,950百万円、当期純利益1,002百万円を掲げている。年間45店舗から50店舗前後の新規出店により、2018年2月期の期末店舗数は360店舗にまで拡大する計画となっている。インバウンド(外国人旅行客)の増加や2020年開催の東京オリンピックに向けて東京都心部への集中出店のほか、関西及び九州エリア等への出店拡大が同社の成長をけん引するものとみている。
2016年2月期の業績予想について同社は、売上高を前期比15.3%増の30,068百万円、営業利益を同24.6%増の1,201百万円と積極的な新規出店により大幅な増収増益と見込んでいる。特に売上高については、外食業界の風説である「外食年商300億円限界説」を一気に突破する意気込みである。ただ、上期に新規出店が集中することから、初期費用負担が重荷になる上期は営業減益となる一方、下期に業績が大きく伸長する想定となっていることには注意する必要がある。
■Check Point
・高収益ブランドの出店を拡大、全国展開にも積極的に取り組む
・2015年2月期より、新たな成長期に突入
・今期は「外食年商300億円限界説」を一気に突破へ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>
「世界No.1のエンターテイメント企業グループ」をビジョンに掲げ、「VAMPIRE CAFE」や「アリスのファンタジーレストラン」「ベルサイユの豚」など、個性的な人気ブランドを生み出してきた業態開発力には定評がある。同社は、環境変化に機動的に対応するとともに持続的な成長を実現するために、これまでの成長を支えてきたマルチコンセプト戦略とマルチブランド戦略の融合を完了。両戦略を活用した独自のブランドマネジメント制を推進し、更なる成長に向けて舵を切った。2014月11月には東京証券取引所JASDAQ市場から東京証券取引所市場第2部へ市場変更となった。
新たな成長期の1年目である2015年2月期は、2014年2月期に集約した高収益ブランドによる出店拡大や既存店の伸長、M&Aによる海外展開などにより、売上高が前期比5.3%増の26,079百万円、営業利益が前期比35.1%増の964百万円と増収増益となり、過去最高の売上高を更新した。また、立ち上がったばかりの海外を除けば、営業利益(国内)も過去最高となった。
同社は、2015年2月期が期初予想を上回って好調に推移したことから中期経営計画の見直しを行った。当初計画を大幅に増額修正するとともに、新たに2018年2月期の計画を追加した。2018年2月期の業績目標として、売上高37,691百万円、営業利益1,950百万円、当期純利益1,002百万円を掲げている。年間45店舗から50店舗前後の新規出店により、2018年2月期の期末店舗数は360店舗にまで拡大する計画となっている。インバウンド(外国人旅行客)の増加や2020年開催の東京オリンピックに向けて東京都心部への集中出店のほか、関西及び九州エリア等への出店拡大が同社の成長をけん引するものとみている。
2016年2月期の業績予想について同社は、売上高を前期比15.3%増の30,068百万円、営業利益を同24.6%増の1,201百万円と積極的な新規出店により大幅な増収増益と見込んでいる。特に売上高については、外食業界の風説である「外食年商300億円限界説」を一気に突破する意気込みである。ただ、上期に新規出店が集中することから、初期費用負担が重荷になる上期は営業減益となる一方、下期に業績が大きく伸長する想定となっていることには注意する必要がある。
■Check Point
・高収益ブランドの出店を拡大、全国展開にも積極的に取り組む
・2015年2月期より、新たな成長期に突入
・今期は「外食年商300億円限界説」を一気に突破へ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<FA>










SEO関連




