注目銘柄ダイジェスト(前場):ファナック、東京エレク、村田製など
[15/07/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ファナック<6954>:20405円(前日比-2765円)
急落。前日に発表した第1四半期決算がネガティブサプライズに。営業利益は740億円で前年同期比11.4%増益、市場コンセンサス800億円レベルを下回る格好になっている。また、通期予想は2646億円から2182億円、前期比26.7%減益の水準にまで下方修正、市場予想は2850億円程度であったなか、期初予想も下回る水準にまでの下方修正にネガティブインパクト。中国スマホ向けのロボドリルやCNC装置の減少が響いている。今後の自社株買い実施期待などを高める声はあるものの、想定以上の業績下振れを嫌気する動きが先行へ。
東京エレク<8035>:6594円(前日比-847円)
大幅安。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は303億円で前年同期比77.4%増益となり、上半期予想は470億円から535億円に上方修正した。一方、通期予想は1120億円から950億円に下方修正、市場予想は会社計画並みであった。つれて、年間配当金予想も222円の従来予想から188円に引き下げている。足元での半導体設備投資後退が通期下方修正の背景に。第1四半期での通期下方修正には意外感との見方が優勢に。
村田製<6981>:18400円(前日比-665円)
買い先行後は伸び悩む。4-6月期営業利益は640億円程度になり、前年同期比7割強増えたもようとの観測報道が伝わっている。スマホや自動車向け電子部品の好調や円安が好業績の背景に。市場コンセンサスの610億円レベルも上回る形となっている。ただ、主力のスマホ向けは、中国での製品需要減速を背景に今後の失速懸念が残る状況にある。先行き懸念は払拭しきれない中、短期的な出尽くし感にもつながってきているようだ。
クラリオン<6796>:359円(前日比+24円)
買い優勢。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は16.1億円で前年同期比23%増益になっている。市場予想は12-13億円程度であったと見られ、想定比上振れの格好に。北米主要ユーザー向けの売上が順調であったようだ。通期計画の110億円に対する進捗率は低いものの、みずほ証券では、第2四半期以降は北米でOEM新商権が本格的に立ち上がることなど個別要因もあり会社計画達成に向けた順調な決算と評価している。なお、車載カメラ関連製品の売上も順調推移のようだ。
マツキヨHD<3088>:6060円(前日比+300円)
大幅続伸。SMBC日興では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価を3650円から7000円に引き上げている。拡大するインバウンド需要の取り込みに加え、地方のグループ子会社の業績回復を想定、業績予想を大幅に増額しているもよう。今期営業利益は197億円から228億円に、来期は204億円から247億円に上方修正。訪日客特化型店舗は他社にない強みであるとも指摘。
ガーラ<4777>:1060円(前日比+24円)
寄り付き後に一時1135円まで上昇も上げ幅縮める。韓国に子会社「Gala MIX Inc.」を設立すると発表している。同社取締役で韓国在住のパジョ・ニコラ氏がGala MIX社の代表理事CEOに就任する。Gala MIX社は韓国Gala Lab Corp.と連携し、スマートフォンやタブレットPC向けソーシャルアプリの開発及び運営を行っていくが、iOS及びAndroid向けのゲーム以外でのアプリを予定しているという。
駅探<3646>:928円(前日比-102円)
大幅に4日続落。株価は23日に年初来高値1375円を付けたが、その後は短期的な過熱感から調整している。本日は東証が信用取引に関する臨時措置を実施したこともあり、利益確定売りが続いている。本日売買分から委託保証金率が50%以上(うち現金20%以上)とされている。また、日証金も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る貸借担保金率を30%から50%(うち現金20%)とした。
MRT<6034>:1981円(前日比+400円)
ストップ高。15年4-6月期(第1四半期)決算を発表している。営業利益は1.01億円で着地した(昨年12月上場のため前年同期実績の記載なし)。通期計画1.80億円に対し約56%と高進捗となったことが材料視されている。学会への参加等による医師会員の獲得及びサービスの浸透、サービス内容の充実とサービスの質の向上に向け非常勤医師紹介に係る手数料率を一部改定した効果などで、非常医師紹介に係る売上高が堅調に推移した。
<KS>










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