フルスピード Research Memo(1):アドネットワーク事業が好調に推移、3Q以降は増収基調に転じる
[15/08/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
フルスピード<2159>は、リスティング広告・検索エンジン最適化サービス(SEO)等のインターネット広告代理店事業と、アフィリエイト・サービスやディスプレイ広告事業(DSP)等のアドネットワーク事業を展開する技術系インターネット広告会社である。
6月12日付で発表された2015年4月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の11,920百万円、営業利益が同5.6%減の569百万円と増収減益決算となった。アフィリエイト・サービスを中心としたアドネットワーク事業が前期比17.7%増収と好調に推移した一方で、新たな収益柱として育成中であるDSPの追加機能開発費や販促費の増加が減益要因となった。ただ、四半期ベースで見ると第3四半期以降は増益基調に転じている。
2016年4月期の業績は、売上高が前期比9.1%増の13,000百万円、営業利益が同40.5%増の800百万円となる見通し。アフィリエイト・サービスの2ケタ成長が続くほか、DSPも新規顧客の獲得により収益貢献を見込んでいる。また、今後の注力事業として訪日インバウンド事業も強化していく方針だ。まずは、中国の訪日客向けをターゲットにして、複数の広告ソリューションサービスを提供していく。既に、現地でリスティング広告事業を展開しているほか、Baidu(百度)と連携した越境O2Oサービスや大手LCC向けのフリーペーパー発刊、訪日客向け専用アプリの提供といったサービスを展開していく。中国向けが軌道に乗れば、その他のアジア向けにも同様のサービスを展開していく考えで、今後の成長が期待される。
前期までに収益構造の転換がほぼ完了し、今後の収益柱となるDSPなどアドネットワークサービスや訪日インバウンド、O2O関連といった新サービスが収益貢献してくることで、同社の業績も今後、成長局面に入るものと期待される。インターネット広告業界は技術進化が速く競争も年々激しさを増しているが、技術開発力に強みを持ち、また親会社であるフリービット<3843>とのシナジー効果が発揮されれば、成長の可能性は十分あると弊社ではみている。
■Check Point
・アドネットワーク事業には自社開発で収益性の高いASP事業を含む
・収益構造転換は順調、再成長に向けた事業体制が整う
・事業構造改革の進展とともに財務体質の強化も進む
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<HN>
6月12日付で発表された2015年4月期の連結業績は、売上高が前期比5.4%増の11,920百万円、営業利益が同5.6%減の569百万円と増収減益決算となった。アフィリエイト・サービスを中心としたアドネットワーク事業が前期比17.7%増収と好調に推移した一方で、新たな収益柱として育成中であるDSPの追加機能開発費や販促費の増加が減益要因となった。ただ、四半期ベースで見ると第3四半期以降は増益基調に転じている。
2016年4月期の業績は、売上高が前期比9.1%増の13,000百万円、営業利益が同40.5%増の800百万円となる見通し。アフィリエイト・サービスの2ケタ成長が続くほか、DSPも新規顧客の獲得により収益貢献を見込んでいる。また、今後の注力事業として訪日インバウンド事業も強化していく方針だ。まずは、中国の訪日客向けをターゲットにして、複数の広告ソリューションサービスを提供していく。既に、現地でリスティング広告事業を展開しているほか、Baidu(百度)と連携した越境O2Oサービスや大手LCC向けのフリーペーパー発刊、訪日客向け専用アプリの提供といったサービスを展開していく。中国向けが軌道に乗れば、その他のアジア向けにも同様のサービスを展開していく考えで、今後の成長が期待される。
前期までに収益構造の転換がほぼ完了し、今後の収益柱となるDSPなどアドネットワークサービスや訪日インバウンド、O2O関連といった新サービスが収益貢献してくることで、同社の業績も今後、成長局面に入るものと期待される。インターネット広告業界は技術進化が速く競争も年々激しさを増しているが、技術開発力に強みを持ち、また親会社であるフリービット<3843>とのシナジー効果が発揮されれば、成長の可能性は十分あると弊社ではみている。
■Check Point
・アドネットワーク事業には自社開発で収益性の高いASP事業を含む
・収益構造転換は順調、再成長に向けた事業体制が整う
・事業構造改革の進展とともに財務体質の強化も進む
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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