アドベンチャー Research Memo(5):他社に先駆けて独自のポジショニングを確立
[15/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
(4)特長(強み)
・独自のポジショニングを確立
アドベンチャー<6030>が成長できた理由は、eコマースやLCCの普及に伴い既に海外で大きく伸びていたOTA※の仕組みを日本に持ち込み、先行者利益(及び残存者利益)を享受しながら、利便性や価格優位性、さらには多言語化による差別化を図ることで、他社に先駆けて独自のポジショニングを確立したところにあると考えられる。大手にとっては、航空会社との兼ね合いや既存事業とのコンフリクト(利益相反)により参入が難しい市場であり、ベンチャー企業にとっても、広告宣伝費を含めた営業施策などの面で、規模の経済を生かせる同社が大きな壁になっていると考えられる。
※OTAとは「オンライントラベルエージェント」の略で、店舗を持って営業活動を行っている従来型の旅行会社に対し、インターネット上だけで取引を行う旅行会社のこと
・ロイヤリティの高い魅力的な顧客基盤
同社の顧客層の中心は20代から30代であり、40%前後の高いリピート率を誇っている。高いリピート率の背景には、2回目以降の割引制度などによる営業施策の効果のほか、利便性の高さが大きく影響しているとみられる。これからの若い世代を顧客基盤に取り込むとともに高いリピート率を維持することは、いずれ購買力の高い顧客層に成長することを想定すれば、その潜在力は大きいと考えられる。また、魅力的な顧客基盤を持つことは、他社との提携を優位に進められることを含め、今後の事業拡大の可能性を広げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<HN>
(4)特長(強み)
・独自のポジショニングを確立
アドベンチャー<6030>が成長できた理由は、eコマースやLCCの普及に伴い既に海外で大きく伸びていたOTA※の仕組みを日本に持ち込み、先行者利益(及び残存者利益)を享受しながら、利便性や価格優位性、さらには多言語化による差別化を図ることで、他社に先駆けて独自のポジショニングを確立したところにあると考えられる。大手にとっては、航空会社との兼ね合いや既存事業とのコンフリクト(利益相反)により参入が難しい市場であり、ベンチャー企業にとっても、広告宣伝費を含めた営業施策などの面で、規模の経済を生かせる同社が大きな壁になっていると考えられる。
※OTAとは「オンライントラベルエージェント」の略で、店舗を持って営業活動を行っている従来型の旅行会社に対し、インターネット上だけで取引を行う旅行会社のこと
・ロイヤリティの高い魅力的な顧客基盤
同社の顧客層の中心は20代から30代であり、40%前後の高いリピート率を誇っている。高いリピート率の背景には、2回目以降の割引制度などによる営業施策の効果のほか、利便性の高さが大きく影響しているとみられる。これからの若い世代を顧客基盤に取り込むとともに高いリピート率を維持することは、いずれ購買力の高い顧客層に成長することを想定すれば、その潜在力は大きいと考えられる。また、魅力的な顧客基盤を持つことは、他社との提携を優位に進められることを含め、今後の事業拡大の可能性を広げている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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