ダイキアクシス Research Memo(5):住宅機器の卸売業では数十年来の実績
[15/09/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
b)住宅機器関連事業
ダイキアクシス<4245>は、前身のダイキが1958年の創業時に「タイルと衛生陶器の店」としてスタートしており、住宅機器の卸売業では数十年来の実績を持つ。住宅機器関連事業の売上高(2014年12月期:15,532百万円)は、建設関連業者等向けが75.1%、ホームセンターリテール商材が17.3%、住機部門工事が7.6%であった。システムキッチン、トイレ、ユニットバスなどの水回り住設機器を、元請のゼネコン、地場建築業者、ハウスメーカーに販売している。本社を愛媛県松山市に置いており、四国及び瀬戸内に面する中国・近畿地方を商圏とする。同地域での情報収集力並びに営業力が強い。TOTO<5332>の製品を主に取り扱うとともに、タカラスタンダード<7981>やクリナップ<7955>などの製品も扱っている。
○DCMグループとの関係強化
同社は、DCMグループとの関係強化を図っている。住宅機器関連事業では、水回りの住設機器などの住宅商材だけでなく、リフォーム業者向けのプロ用商材も販売している。また、店舗建築工事を請け負っている。ゼネコンなどの元請経由でなく、DCMグループからの直請であるため採算性が良い。また、環境機器関連事業としては、DCMグループ店舗の店舗浄化槽設備工事とメンテナンス、店舗管理業務(清掃・消防・電気等点検業務)を請け負っている。これまでDCMダイキとDCMカーマの約250店の店舗管理業務に携わってきたが、今期よりDCMホーマックとの取引を拡大している。DCMホーマックの商圏では、東北支店(宮城県仙台市)に加えて、2015年5月に札幌営業所を開設し、同エリアのメンテナンス業務を提供できるようにした。DCMホーマックは、関東から北海道まで約250店舗を展開しているが、順次、同社の店舗管理サービスに切り換わっていくことになろう。
○新設住宅着工は2015年3月以降回復基調に
2014年4月の消費税率引上げ前に駆け込み需要が発生し、新設住宅着工数は2013年9月には前年同月比19.4%増加した。2013年暦年の新設住宅着工数は98万戸、前年比11.0%増となったが、2014年は、その反動もあり同9.0%減少した。月次ベースでは、2014年3月より前年同月比増減率がマイナスに転じ、12ヶ月間にわたりマイナス期間が続いた。2015年3月に、ようやくプラスに転じた。その後は、5ヶ月連続して前年同月の水準を上回っている。持ち家も、7月まで3ヶ月連続して増加するなど、駆け込み需要の反動減の影響が薄れてきた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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b)住宅機器関連事業
ダイキアクシス<4245>は、前身のダイキが1958年の創業時に「タイルと衛生陶器の店」としてスタートしており、住宅機器の卸売業では数十年来の実績を持つ。住宅機器関連事業の売上高(2014年12月期:15,532百万円)は、建設関連業者等向けが75.1%、ホームセンターリテール商材が17.3%、住機部門工事が7.6%であった。システムキッチン、トイレ、ユニットバスなどの水回り住設機器を、元請のゼネコン、地場建築業者、ハウスメーカーに販売している。本社を愛媛県松山市に置いており、四国及び瀬戸内に面する中国・近畿地方を商圏とする。同地域での情報収集力並びに営業力が強い。TOTO<5332>の製品を主に取り扱うとともに、タカラスタンダード<7981>やクリナップ<7955>などの製品も扱っている。
○DCMグループとの関係強化
同社は、DCMグループとの関係強化を図っている。住宅機器関連事業では、水回りの住設機器などの住宅商材だけでなく、リフォーム業者向けのプロ用商材も販売している。また、店舗建築工事を請け負っている。ゼネコンなどの元請経由でなく、DCMグループからの直請であるため採算性が良い。また、環境機器関連事業としては、DCMグループ店舗の店舗浄化槽設備工事とメンテナンス、店舗管理業務(清掃・消防・電気等点検業務)を請け負っている。これまでDCMダイキとDCMカーマの約250店の店舗管理業務に携わってきたが、今期よりDCMホーマックとの取引を拡大している。DCMホーマックの商圏では、東北支店(宮城県仙台市)に加えて、2015年5月に札幌営業所を開設し、同エリアのメンテナンス業務を提供できるようにした。DCMホーマックは、関東から北海道まで約250店舗を展開しているが、順次、同社の店舗管理サービスに切り換わっていくことになろう。
○新設住宅着工は2015年3月以降回復基調に
2014年4月の消費税率引上げ前に駆け込み需要が発生し、新設住宅着工数は2013年9月には前年同月比19.4%増加した。2013年暦年の新設住宅着工数は98万戸、前年比11.0%増となったが、2014年は、その反動もあり同9.0%減少した。月次ベースでは、2014年3月より前年同月比増減率がマイナスに転じ、12ヶ月間にわたりマイナス期間が続いた。2015年3月に、ようやくプラスに転じた。その後は、5ヶ月連続して前年同月の水準を上回っている。持ち家も、7月まで3ヶ月連続して増加するなど、駆け込み需要の反動減の影響が薄れてきた。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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