アイ・エス・ビー Research Memo(1):新事業の拡大で一段の飛躍を目指す
[15/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
アイ・エス・ビー<9702>は1970年創業の情報サービス企業。独立系であることと、高い技術力を強みに、国内の携帯電話メーカー各社及び大手SI企業などを顧客として幅広い分野でソフトウェアの開発やシステム構築などを行ってきた。2015年3月に東証1部指定となった。
同社は2015年12月期を初年度とする新たな3ヶ年中期経営計画をスタートさせた。骨子は、これまで大手ユーザーからの受託開発業務が中心だったのに対して、新中期経営計画においては自社が開発・提供する製品・サービスを育成することで売上げの成長を加速させ、利益率の改善を図っていくというものだ。
同社は成長エンジンと期待する新事業として、現状では、公共ブロードバンド無線や無線プロトコルのWi-SUN、M2Mクラウドプラットフォーム、医療機関向けレセプトサービスなど、6つのサービス・製品をラインナップしており、それぞれが高い潜在成長性を有していると評価できる内容となっている。今後、同社がどのような手法で販売を伸ばしていくのか大いに注目される。
足元の業績は順調だ。2015年12月期中間期は売上高6,127百万円(前年同期比13.2%減)、営業利益91百万円(同60.0%減)、経常利益76百万円(同65.1%減)、当期利益26百万円(同92.9%減)で着地した。前年同期対比で大幅減収減益となっているが計画対比では、売上高は若干下回ったものの、各利益項目は大幅に上回る結果となっている。2015年12月通期の業績予想及び配当予想については、これまでのところ、期初予想から変更はない。
■Check Point
・“ITサービス事業へのシフト”を最重要課題に位置づけ
・新規6事業は自社開発した製品・サービスを最終顧客に直接販売
・17年12月期に新事業の売上高14億円を計画、今後の展開に期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
同社は2015年12月期を初年度とする新たな3ヶ年中期経営計画をスタートさせた。骨子は、これまで大手ユーザーからの受託開発業務が中心だったのに対して、新中期経営計画においては自社が開発・提供する製品・サービスを育成することで売上げの成長を加速させ、利益率の改善を図っていくというものだ。
同社は成長エンジンと期待する新事業として、現状では、公共ブロードバンド無線や無線プロトコルのWi-SUN、M2Mクラウドプラットフォーム、医療機関向けレセプトサービスなど、6つのサービス・製品をラインナップしており、それぞれが高い潜在成長性を有していると評価できる内容となっている。今後、同社がどのような手法で販売を伸ばしていくのか大いに注目される。
足元の業績は順調だ。2015年12月期中間期は売上高6,127百万円(前年同期比13.2%減)、営業利益91百万円(同60.0%減)、経常利益76百万円(同65.1%減)、当期利益26百万円(同92.9%減)で着地した。前年同期対比で大幅減収減益となっているが計画対比では、売上高は若干下回ったものの、各利益項目は大幅に上回る結果となっている。2015年12月通期の業績予想及び配当予想については、これまでのところ、期初予想から変更はない。
■Check Point
・“ITサービス事業へのシフト”を最重要課題に位置づけ
・新規6事業は自社開発した製品・サービスを最終顧客に直接販売
・17年12月期に新事業の売上高14億円を計画、今後の展開に期待
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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