SDエンター Research Memo(7):早期の黒字化を目指す介護事業
[16/02/23]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■事業部門別動向
(5)介護事業(子会社フォーユー)
SDエンターテイメント<4650>は東京都を地盤として介護事業を行う(株)フォーユーを子会社化して介護事業への本格進出を決断した。フォーユーは、理学療法士出身の社長のもと、デイサービスを中心事業として業容を拡大させてきたが、近年は介護保険報酬の引き下げや訪問看護ステーションの初期立ち上げ費用負担などが重石となって、経営状態が悪化していた。
同社はフォーユーを子会社化して以来、リストラ策として非効率なデイサービス拠点の閉鎖や訪問看護事業の一時中止などを行った。その結果、2016年3月期第3四半期において、フォーユーの事業で多額のリストラ関連損失を計上することとなり、同社の連結決算にもマイナス影響を及ぼした。
こうしたリストラ策が奏功し、フォーユーの収益面では出血が止まり、2016年2月には単月黒字化のめどが立った。2016年4月からは、主力のデイサービスに加え、訪問看護ステーションの再立ち上げ及び放課後等デイサービス(身体障害者の児童・生徒を対象とするサービス)への進出を通じて収益拡大を狙う方針だ。
フォーユー単独の業績の詳細は公表されていないが、もう1つの中核子会社であるエムシーツー(株)は黒字が定着していることを考えると、同社決算の連単差はフォーユーの業績(赤字決算)によるものと推定できる。2017年3月期には黒字化が期待され、近々の主要な業績改善要因の一因となってくるため、今後の推移を見守りたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
(5)介護事業(子会社フォーユー)
SDエンターテイメント<4650>は東京都を地盤として介護事業を行う(株)フォーユーを子会社化して介護事業への本格進出を決断した。フォーユーは、理学療法士出身の社長のもと、デイサービスを中心事業として業容を拡大させてきたが、近年は介護保険報酬の引き下げや訪問看護ステーションの初期立ち上げ費用負担などが重石となって、経営状態が悪化していた。
同社はフォーユーを子会社化して以来、リストラ策として非効率なデイサービス拠点の閉鎖や訪問看護事業の一時中止などを行った。その結果、2016年3月期第3四半期において、フォーユーの事業で多額のリストラ関連損失を計上することとなり、同社の連結決算にもマイナス影響を及ぼした。
こうしたリストラ策が奏功し、フォーユーの収益面では出血が止まり、2016年2月には単月黒字化のめどが立った。2016年4月からは、主力のデイサービスに加え、訪問看護ステーションの再立ち上げ及び放課後等デイサービス(身体障害者の児童・生徒を対象とするサービス)への進出を通じて収益拡大を狙う方針だ。
フォーユー単独の業績の詳細は公表されていないが、もう1つの中核子会社であるエムシーツー(株)は黒字が定着していることを考えると、同社決算の連単差はフォーユーの業績(赤字決算)によるものと推定できる。2017年3月期には黒字化が期待され、近々の主要な業績改善要因の一因となってくるため、今後の推移を見守りたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>









SEO関連




