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SDエンター Research Memo(8):2016年3月通期は従来予想を維持、最需要期の4Qに期待

注目トピックス 日本株
■業績見通し

(1) 2016年3月期見通し

SDエンターテイメント<4650>は2016年3月期通期について従来予想を維持しており、売上高8,800百万円、営業利益460百万円、経常利益320百万円、当期利益280百万円を予想している。同社が地盤とする北海道では冬季の第4四半期(2016年1月−3月期)が室内型である同社の事業の最需要期に当たるため、そこでの回復を期待していることが従来予想維持の背景にある。

しかしながら、第3四半期までの進捗が低調だった結果、通期予想実現のためには第4四半期に売上高で2,783百万円、営業利益で392百万円を超えなければならない。過去実績に照らしても、第4四半期だけでこのような高水準の収益を達成するのはかなりハードルが高いといえ、今期の通期予想が未達となるリスクを視野に入れておくべきであると弊社では考えている。

各事業部門の動向の詳細は前述のとおりだ。フィットネス事業は新プログラムの本格展開の時期と、新規会員獲得を始めとするKPIの改善動向がカギとなる。ボウリング事業は団体需要が落ち着いて受け入れキャパに余裕が出てくるため、第2四半期に見られたような個人需要の底上げによる収益拡大が期待される。GAME事業は店舗の改装及びスクラップアンドビルドの効果の発現が期待される。また、「ぽちっとクレーン」の浸透具合も注目点だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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