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ファストロジク Research Memo(9):売上高は前年同期比35.4%増、四半期純利益は同2.7%増で着地

注目トピックス 日本株
■業績動向

(1)2016年7月期第2四半期決算

ファーストロジック<6037>の2016年7月期第2四半期(累計)は、売上高565百万円(前年同期比35.4%増)、営業利益235百万円(同0.3%増)、経常利益230百万円(同1.6%増)、四半期純利益147百万円(同2.7%増)と増収増益となった。売上高営業利益率は41.6%だった。同社は期初の段階で第2四半期予想を公表していないものの、同社の計画線での着地だったと弊社では推測している。

2016年7月期の第2四半期も収益の中心は「楽待」からの収入だ。同社の収入はサービスの性質に応じて集客支援ビジネスと仕入支援ビジネスに分けられている。集客支援ビジネスは物件掲載サービス、提案サービス、広告掲載サービス、及び「大家さんの味方」一括見積りサービスがその内容だ。物件情報、会員数、PV数などの主要KPIがともに順調に成長したことで、物件掲載サービスと広告掲載サービスの両方の収入が順調に拡大した。仕入支援ビジネスは会員側からの見積もり依頼(「楽待」の査定サービス)に係る収入だ。これも2016年7月期の第1四半期からの高水準な売上状況が継続している。

利益面では営業利益の伸びが前年同期比1百万円(0.3%)増とごくわずかなものとなった。この内訳は、売上高が147百万円増収したのに対し、人件費、広告宣伝費、及びその他経費が合計で146百万円増加し、1百万円の営業増益となっている。費用増加の約3分の2にあたる約100百万円は「大家さんの味方」への先行投資のためとみられ、これは期初からの計画通りの推移となっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)



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