ボルテージ Research Memo(1):恋愛ドラマアプリを軸とする事業展開で、堅調な業績拡大を継続している
[16/06/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ボルテージ<3639>はモバイルコンテンツのサプライヤー。企業理念の「アート&ビジネス」に基づき、ゲームともマンガとも異なるストーリーエンターテイメント「ドラマアプリ」のジャンルを確立した。コンテンツのテーマを「恋愛と戦いのドラマ」に絞り込み、恋愛ドラマアプリの分野では圧倒的な存在感を有している。
2016年6月期第3四半期決算は、前年同期比増収増益での着地となり、堅調な進捗状況にある。収益源である日本語版恋愛ドラマアプリにおいては、複数のタイトルがランキング上位に位置して計画を上回る売上高を計上し、収益のベースを形成している。海外市場向けの英語版恋愛ドラマアプリも、水準はまだ低いものの、着実に売上を伸ばしており、今第3四半期は前年同期比26%増収となった。
同社は中期的成長の実現に向けて、現在、個々の市場セグメントごとに、より具体的な計画を策定中である。今後は、日本語版恋愛ドラマアプリについては、従来通りスマートフォンユーザーに特化する形でF2P※1及びP2P※2の2タイプのアプリの開発を継続する。一方で、パズルアクションを取り入れた新シリーズのタイトルをローンチするなど、持続的成長のために、日本語版恋愛ドラマアプリの中でも新たな取り組みを行っていく予定である。
※1 F2P:Free-to-Play、基本プレイは無料・アイテム課金制のコンテンツ
※2 P2P:Pay-to-Play、ストーリー単位の個別課金制のコンテンツ
英語版恋愛ドラマアプリとサスペンスアプリについても、引き続き個別に強化していく方針だ。英語版恋愛ドラマアプリは日本語版恋愛ドラマアプリを英訳したL10N※3タイトルで収益のベースを築きつつある。ここに海外向けに制作を行った2つの新シリーズを投入して本格的なユーザー掘り起こしに臨んでいる。サスペンスアプリは第3弾となるタイトルが、改善を重ねるにつれて着実にユーザーの反応を高めており、今後の飛躍が期待される状況だ。
※3 L10N:北米市場向けアニメ絵であり、日本語恋愛ドラマアプリを翻訳したコンテンツ。Localizationを意味する省略表記。
同社が属するモバイルコンテンツ業界は、配信プラットフォーム(以下、PF)の変遷やフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行など、様々な環境変化に遭遇してきた。その過程においても同社は、売上高を一貫して伸長させ続けている。この業績の安定成長性は特筆すべき同社の特徴と弊社では評価している。
■Check Point
・中期計画と市場拡大イメージ
・「ダウト」のシーズン2を投入、ユーザー数のさらなる拡大を目指す
・今後の業績推移は注目作が想定通り業績に寄与してくるか鍵
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
2016年6月期第3四半期決算は、前年同期比増収増益での着地となり、堅調な進捗状況にある。収益源である日本語版恋愛ドラマアプリにおいては、複数のタイトルがランキング上位に位置して計画を上回る売上高を計上し、収益のベースを形成している。海外市場向けの英語版恋愛ドラマアプリも、水準はまだ低いものの、着実に売上を伸ばしており、今第3四半期は前年同期比26%増収となった。
同社は中期的成長の実現に向けて、現在、個々の市場セグメントごとに、より具体的な計画を策定中である。今後は、日本語版恋愛ドラマアプリについては、従来通りスマートフォンユーザーに特化する形でF2P※1及びP2P※2の2タイプのアプリの開発を継続する。一方で、パズルアクションを取り入れた新シリーズのタイトルをローンチするなど、持続的成長のために、日本語版恋愛ドラマアプリの中でも新たな取り組みを行っていく予定である。
※1 F2P:Free-to-Play、基本プレイは無料・アイテム課金制のコンテンツ
※2 P2P:Pay-to-Play、ストーリー単位の個別課金制のコンテンツ
英語版恋愛ドラマアプリとサスペンスアプリについても、引き続き個別に強化していく方針だ。英語版恋愛ドラマアプリは日本語版恋愛ドラマアプリを英訳したL10N※3タイトルで収益のベースを築きつつある。ここに海外向けに制作を行った2つの新シリーズを投入して本格的なユーザー掘り起こしに臨んでいる。サスペンスアプリは第3弾となるタイトルが、改善を重ねるにつれて着実にユーザーの反応を高めており、今後の飛躍が期待される状況だ。
※3 L10N:北米市場向けアニメ絵であり、日本語恋愛ドラマアプリを翻訳したコンテンツ。Localizationを意味する省略表記。
同社が属するモバイルコンテンツ業界は、配信プラットフォーム(以下、PF)の変遷やフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行など、様々な環境変化に遭遇してきた。その過程においても同社は、売上高を一貫して伸長させ続けている。この業績の安定成長性は特筆すべき同社の特徴と弊社では評価している。
■Check Point
・中期計画と市場拡大イメージ
・「ダウト」のシーズン2を投入、ユーザー数のさらなる拡大を目指す
・今後の業績推移は注目作が想定通り業績に寄与してくるか鍵
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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