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ワールドホールディングス---第2四半期営業利益21.11億円、テクノ事業やファクトリー事業など全般堅調

注目トピックス 日本株
ワールドホールディングス<2429>は3日、2016年12月期第2四半期(1-6月)決算を発表。売上高が前年同期比21.3%減の416.08億円、営業利益が同52.9%減の21.11億円、経常利益が同53.2%減の20.88億円、四半期純利益が同61.4%減の11.99億円だった。

売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益は前年同期比で減収減益ながら、利益は2Q計画比上振れで着地している。

不動産ビジネスは、今期は下期に大型不動産売却が集中しており、全体としても下期に伸びる計画。通期予想に対する進捗は予定通り。


ファクトリー事業の売上高が前年同期比4.9%増の138.57億円、セグメント利益が同2.5%増の9.48億円。同社の強みである物流分野において実績が高く評価されており、新たな案件の獲得につながっている。製造分野においては、スマートフォン関連業種の減少懸念があったが、大きな影響も無く、半導体を中心に拡大。また、CSR活動の一環として取り組んでいる、福島県における被災者雇用の受託事業は、震災復興とともに売上規模は減少しているが、震災からの6年間でのべ人数14,695名の被災求職者に対して継続的に雇用を創出している。

テクノ事業の売上高は同5.7%増の49.12億円、セグメント利益が同5.1%増の5.38億円。半導体分野・情報通信サービス分野を中心に需要の確保を積極的に行い、堅調に推移。家電等の修理を行うリペア部門では、繁忙期に入り家電製品の修理量が増加傾向にある。

R&D事業の売上高は同16.3%増の26.41億円、セグメント利益が同3.6%減の2.55億円。バイオ分野や化学分野の好調な需要を受け、順調に推移。また、前期より参入した医薬品の安全性情報管理(PV)分野については、研究開発分野には少ない海外人材の採用を積極的に進めることによって、順調に拡大している。

セールス&マーケティング事業については、百貨店や量販店に対する提案営業を強化した結果、直接取引の増加につながっている。売上高は同47.1%増の25.65億円、セグメント利益が同54.9%増の1.47億円。不動産事業の売上高は同44.9%減の133.46億円、セグメント利益が同72.3減の9.34億円だった。

16年12月期通期については、売上高が前期比13.8%増の1001.11億円、営業利益が同22.2%増の62.75億円、経常利益が同19.9%増の61.53億円、当期純利益が同0.1%増の38.14億円とする期初計画を据え置いている。




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