注目銘柄ダイジェスト(前場):トヨタ、新日鐵住金、池上通信など
[16/08/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
TBS<9401>:1392円(前日比-98円)
大幅反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェイト」に格下げ、目標株価も1840円から1020円に引き下げ。消費低迷で広告主の出稿抑制傾向が強まるという循環的要因、視聴率競争激化や視聴者のテレビ離れの影響、ネット・イベント広告の台頭などの構造的要因と、事業環境が一段と厳しさを増す中で収益低迷の長期化が見込まれるとしている。
池上通信<6771>:133円(前日比+5円)
賑わう。パナソニックやソニー、NHKなどが8Kテレビを共同開発と報じられている。画像データを高速処理する技術を協力して手掛け、2020年をメドにそれぞれ製品にして発売していくもよう。今後の市場成長期待が高まる格好となり、NHKと共同で世界初の8Kスーパーハイビジョンカメラを開発している同社にも期待感が波及しているようだ。
花王<4452>:5413円(前日比+153円)
反発。前日の引け後、発行済株式総数の2%に相当する1000万株、500億円を上限とした自己株式の取得実施を発表している。これまでは決算発表時に発表する傾向が強かったため、ポジティブなインパクトにもつながっているようだ。株価に対する強い意識とも捉えられる。また、クレディ・スイス証券では、中国紙おむつの流通在庫調整は今後数ヵ月以内にほぼ完了とも考えているようだ。
新日鐵住金<5401>:2109円(前日比+79円)
大幅反発。JFEHDも含め本日は鉄鋼大手が強い動き。トヨタが部品メーカーに支給する自動車用鋼材の価格について、2016年度下期の価格は上期比で横ばいと伝わっている。上期までは2期連続での引き下げであった。業界の指標的な存在になっている面もあり、高炉メーカーの一部のひも付き取引では、下期の価格が上期比で横ばいになる可能性も出てきたとみられているもよう。
トヨタ<7203>:5957円(前日比-159円)
続落。シティグループ証券では投資判断を「1」から「2」に格下げ、目標株価は6300円から6000円に引き下げている。円高は、国内生産主体のレクサスのプレミアムセグメントでの競争力に悪影響を与えると考えているもよう。自動車産業のパラダイムシフトへの対応力を評価してプレミアムを付与しても、当面の割安感は乏しいと指摘。なお、シティグループ証券ではマツダの投資判断も格下げ。
DDS<3782>:317円(前日比+7円)
一時338円まで急伸。ID統合管理ソリューション「ADMS」を提供するジインズと、可用性と安全性を同時に高めることができる連携ソリューションを9月1日より販売するという。また、ヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware Horizon 7」における同社の多要素認証プラットフォーム「EVEMA」の共同検証を実施し、7月13日にリリースした「EVE MA R3.21」より「VMware Horizon 7」に正式対応したことも発表している。
イトクロ<6049>:3160円(前日比+105円)
急反発。一時3285円まで上昇した。15年11月-16年7月期(第3四半期累計)の業績観測が報じられている。営業利益は前年同期比4割増の12億円程度になったようだ。主力サイト「塾ナビ」で利用者からの資料請求が増え、塾から受け取る手数料収入が増加したという。サイトに情報掲載を依頼する塾の数も増えたようだ。16年10月期の会社計画で営業利益は11.51億円(前期比20.0%増)とされているが、第3四半期までに超過するもよう。
ソシャルワイヤ<3929>:1153円(前日比+115円)
急反発。4万1000株、4510万円を上限に自己株式取得を実施すると発表している。発行済株式総数(自己株式除く)の1.50%に相当する。取得期間は8月26日から11月30日まで。需給面の支援材料として好感され、株価は取引時間中としては7月29日以来、約1ヶ月ぶりに25日線を上回っている。
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