【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家「兜町放浪記」氏:便利さの追求が楽しみを奪う
[16/08/31]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家兜町放浪記氏(ブログ「兜町放浪記」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
----
※2016年8月31日9時に執筆
8月も本日で最終営業日となり心機一転、9月相場に向けた相場の芽吹きをなんとか探し当てたいタイミングだ。
円相場は大勢では100円を挟んだもみ合いが継続中だが、今週に入り米国の9月再利上げ説が有力視されはじめ、円買い勢力がここから短期的に円安圧力のリスクにさらされるリスクが漂っている。
東京市場はそうした空気を敏感に反映し、長らく日経平均で16500円を挟んだもみ合いを続けてきたが、9月は心理的な壁である17000円台回復からもみ合い離脱のチャンスが訪れると考えている。
日経平均の週足チャ−トが今年の2月と6月に14800円どころの底値打ちを刻み、きれいな2点底チャ−トを描いている。あとはその間の高値17600円どころを突き抜ければ、年末に向けて戻りを試すトレンドが形成される可能性が高まっておかしくない。
株式市場の有望テ−マとして、AI(人工知能)、自動運転技術、フィンテック、AR/VRなど近未来の社会の中で従来では考えられなかったような関連サ−ビスを提供する企業探しが活発である。
10年前まで雲を掴むような話であったことが、あと数年もすればビジネスとして立ち上がるスピ−ド感で迫ってくる。そのすべてが私たち消費者にとって幸福なことであるのかは別としてだが。
たとえば、自動運転技術が完成され、ドライバ−がシ−トに座るだけの世の中になったとき、ドライビングの楽しさや、ハンドルと危険を一緒に握るあのなんとも心地よいストレスを奪われてしまわないか。
AIに株式運用をまかせたとき、株式投資の醍醐味である相場が読みどおり動くことで得られる金銭的利益とは別の次元にある「相場の勝ち敗け」といったスパイシ−な刺激が奪われ、無色透明な残高の増減だけの成果確認へと置き換わってしまわないのか。
私はとりわけAIの進化に興味がつきない。もしかしたら将来、このブログの執筆と編集まで行ってくれるゴ−ストライタ−役を担ってくれるサ−ビスが登場しているかもしれない。そうなると、うれしいような、悲しいような事態だが、心地よいストレスと楽しみが奪われるようでそこだけは譲らないと思う。
個別株では、売上・営業益とも堅実な収益予想を打ち出し、個別物色テ−マに取り上げられそうな画像処理製品を揃えるアバ−ルデ−タ<6918>、IPO人気が一巡し調整を余儀なくされたが、人材関連として再び視線が集めはじめたキャリア<6198>などに注目している。
※個人投資家ブログ「兜町放浪記」は株式市況の解説と分析を中心に株式投資+αを目指す株式ブログです。単なる上がる株・下がる株の予想屋を標榜とせず、株式投資を通じて社会全般と経済と人生を学ぶ、個人投資家に支持されるブログとなるよう日々アクティブな情報発信に励んでおります。当ブログの監視銘柄は直接「兜町放浪記」にお立ち寄りいただくことをオススメします。
執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記
<MT>
----
※2016年8月31日9時に執筆
8月も本日で最終営業日となり心機一転、9月相場に向けた相場の芽吹きをなんとか探し当てたいタイミングだ。
円相場は大勢では100円を挟んだもみ合いが継続中だが、今週に入り米国の9月再利上げ説が有力視されはじめ、円買い勢力がここから短期的に円安圧力のリスクにさらされるリスクが漂っている。
東京市場はそうした空気を敏感に反映し、長らく日経平均で16500円を挟んだもみ合いを続けてきたが、9月は心理的な壁である17000円台回復からもみ合い離脱のチャンスが訪れると考えている。
日経平均の週足チャ−トが今年の2月と6月に14800円どころの底値打ちを刻み、きれいな2点底チャ−トを描いている。あとはその間の高値17600円どころを突き抜ければ、年末に向けて戻りを試すトレンドが形成される可能性が高まっておかしくない。
株式市場の有望テ−マとして、AI(人工知能)、自動運転技術、フィンテック、AR/VRなど近未来の社会の中で従来では考えられなかったような関連サ−ビスを提供する企業探しが活発である。
10年前まで雲を掴むような話であったことが、あと数年もすればビジネスとして立ち上がるスピ−ド感で迫ってくる。そのすべてが私たち消費者にとって幸福なことであるのかは別としてだが。
たとえば、自動運転技術が完成され、ドライバ−がシ−トに座るだけの世の中になったとき、ドライビングの楽しさや、ハンドルと危険を一緒に握るあのなんとも心地よいストレスを奪われてしまわないか。
AIに株式運用をまかせたとき、株式投資の醍醐味である相場が読みどおり動くことで得られる金銭的利益とは別の次元にある「相場の勝ち敗け」といったスパイシ−な刺激が奪われ、無色透明な残高の増減だけの成果確認へと置き換わってしまわないのか。
私はとりわけAIの進化に興味がつきない。もしかしたら将来、このブログの執筆と編集まで行ってくれるゴ−ストライタ−役を担ってくれるサ−ビスが登場しているかもしれない。そうなると、うれしいような、悲しいような事態だが、心地よいストレスと楽しみが奪われるようでそこだけは譲らないと思う。
個別株では、売上・営業益とも堅実な収益予想を打ち出し、個別物色テ−マに取り上げられそうな画像処理製品を揃えるアバ−ルデ−タ<6918>、IPO人気が一巡し調整を余儀なくされたが、人材関連として再び視線が集めはじめたキャリア<6198>などに注目している。
※個人投資家ブログ「兜町放浪記」は株式市況の解説と分析を中心に株式投資+αを目指す株式ブログです。単なる上がる株・下がる株の予想屋を標榜とせず、株式投資を通じて社会全般と経済と人生を学ぶ、個人投資家に支持されるブログとなるよう日々アクティブな情報発信に励んでおります。当ブログの監視銘柄は直接「兜町放浪記」にお立ち寄りいただくことをオススメします。
執筆者名:兜町放浪記
ブログ名:兜町放浪記
<MT>