注目銘柄ダイジェスト(前場):マツダ、東京電力、ミネベアなど
[16/08/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
ミネベア<6479>:1030円(前日比+85円)
急伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を新規に「オーバーウェイト」、目標株価を1300円に設定している。経営統合時に発生する負ののれん431億円を活用したミツミ電機の構造改革、ミネベアの経営と大量生産のノウハウ注入による業績改善、経営統合のシナジーなどは株価に十分織り込まれていないと指摘している。
アルバック<6728>:2897円(前日比+206円)
大幅上昇。17.6期の有機EL関連装置の受注高は350億円程度、前期比約3倍になりそうだとの観測報道が伝わっている。同社が手掛けている蒸着装置は、有機ELで新たに必要な工程にもなっているようだ。関連製品の拡大期待はこれまでも反映されてきたが、9月にはアップルが新製品発表会を予定、有機EL採用「iPhone」に関する発言などへの期待も関連銘柄には思惑材料につながる。
東京電力<9501>:395円(前日比+21円)
急伸。泉田新潟県知事が10月に予定の県知事選から撤退すると報じられている。シティグループ証券では、柏崎刈羽原発再開の障壁と認識されていたため、泉田県知事が替わることは、同社にとって好感される可能性が高いと指摘している。これまで、原発再開議論には、福島事故の全容を明らかにする必要などの厳しい要望を示していた。
マツダ<7261>:1710円(前日比+82円)
大幅続伸。米国の早期利上げ観測の高まりを背景に、為替市場ではドル高円安の流れが強まってきており、一時は7月以来の103円台に突入している。これに伴って、円安メリットの自動車セクターに関心が強まる展開となっている。とりわけ、為替感応度が高いとされる同社への注目度が高まる形に。また、モルガン・スタンレーMUFG証券では目標株価を1700円から1850円に引き上げ。
メディアスHD<3154>:2453円(前日比+167円)
大幅に6日続伸。9月6日付でジャスダック(スタンダード)から東証2部へ市場変更すると発表しており、物色が向かっている。株価は一時2499円まで上昇し、約2ヶ月ぶりとなる高値水準を付けた。
PCIーHD<3918>:2507円(前日比+143円)
一時2599円まで急伸。8月23日に9月12日付でマザーズから東証1部または2部へ市場変更すると発表していたが、前日に東証1部銘柄となることが決定した。同時に実施する公募による新株式発行と株式の売出しについても、発行価格及び売出価格が1株2269円に決定した。東証1部への市場変更によるパッシブファンド等の資金流入期待が改めて高まっているようだ。
アバール<6918>:1041円(前日比+150円)
ストップ高。東エレデバ<2760>と各分野での関係強化のため業務資本提携を行うことについて合意し、東エレデバを処分先とする第三者割当による自己株式の処分を行うと発表している。自己株式3万5000株(発行済株式総数の0.47%)を1株870円で東エレデバに割り当てる。また、同社も3000万円相当額の東エレデバ株を取得する予定。提携によりASICやLSIを総合的にサポートするモジュール化の企画・設計・製造などを行っていく。
アクロデア<3823>:395円(前日比+47円)
大幅反発。FinTech(フィンテック)市場への参入を目的として、スパークルに対して出資を実施し資本提携すると発表している。スパークルの提供するサービスは、投資家がスマートフォンからアクセスできる管理画面などの先進的な機能を加えた顧客管理システムとトレーディング向けマネージメントプラットフォーム、また独自開発によるアルゴリズムを、運用会社に対しライセンス提供するもので、今年10月をメドにスタート予定という。
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