GMOペパボ Research Memo(2):様々なニーズに対応したサービスを提供するインターネット関連提供会社
[16/09/07]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社の概要・沿革
(1)会社の概要
GMOペパボ<3633>は、GMOインターネットグループの個人向けのインターネット関連サービス提供会社。「もっとおもしろくできる」という企業理念のもと、創立10周年の2013年に新たに制定した「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」をミッションとし、インターネットで何かを始めたいという人々に対するツールとして、レンタルサーバー「ロリポップ!」、オンラインショップ構築ASPサービス「カラーミーショップ」などの様々な高機能なサービスを個人向け中心に低価格で提供する。2015年12月期以降、成長を再加速させることを狙い、日本最大級のCtoCハンドメイドマーケット「minne」を圧倒的No.1にするために積極的な投資を展開している。
(2)沿革
同社は、前身の合資会社※1から事業拡大のために個人向けホスティング事業を事業目的とした有限会社paperboy&co.※2として2003年1月に設立され、前身の合資会社から「ロリポップ!」「CGI CANDAY BOX」事業を譲受された。2004年1月にドメイン取得サービス「ムームードメイン」を提供開始したのに続き、同年2月にはブログサービス「JUGEM」の提供を開始しコミュニティ事業に参入。同年3月、株式会社へ組織変更すると同時に、グローバルメディアオンライン(株)(現:GMOインターネット(株))の連結子会社となる。さらに、2005年2月にはオンラインショップ構築ASPサービス「カラーミーショップ」の提供を開始し、EC支援事業に参入、事業領域を拡大し、現在の事業基盤が整う。
※1同社の前身は、個人向けホスティングサービスの提供を目的として2001年10月に家入一真(いえいりかずま)氏により設立された合資会社マダメ企画。同年11月に「学生や女性にもホームページ作りを楽しんでもらいたい」という思いから「ロリポップ!レンタルサーバー」の提供を開始した。
※2創業者の家入一真氏が過去に新聞配達をしていたことに由来する。新聞配達員としての経験をきっかけに多くの人と出会い、起業に至ったという原点を忘れないようにと、英語で「新聞配達員」の意味を持つ「paperboy」に、仲間たちを意味する「company」の略である「&co.」を加えて命名された。
以後、「heteml(ヘテムル)」(2005年11月)、「カラメル」(2006年4月)、「30days Album」(2008年4月)など、様々なニーズに対応したサービス提供を開始、サービス領域を拡げながら業績を拡大。2008年12月にジャスダック証券取引所(現:東京証券取引所JASDAQスタンダード)に上場を果す。
2014年4月に、創立10年を経過したことで新たな変化を図るとともに、GMOインターネットグループのブランド戦略とのシナジー効果や知名度、信頼性の向上のため、冠に「GMO」を付し、愛称として使われていた「ペパボ」を合わせたGMOペパボ株式会社へ社名変更した。
2015年以降は、業績の更なる拡大を図り、CtoCハンドメイドマーケット「minne」を圧倒的No.1とするために積極投資を行うと同時に、2015年6月にハンドメイド事業強化のため、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ)」を運営するOCアイランド(株)(2016年1月1日付けで「GMOペパボオーシー(株)」へ社名変更)の株式を譲受し子会社化(同社出資比率90.0%)した。また、2016年1月には事業の選択と集中を進めるという観点から、(株)ブクログの電子書籍関連事業を、ブックオフコーポレーション<3313>へ譲渡した。さらに、同年7月にはこれまで様々なサービスの開発・提供で培ってきたノウハウを活用し、インターネットの可能性を広げる「なめらかなシステム」※の実現に向けた新技術を研究・開発する「ペパボ研究所」を設立している。
※生物の細胞が持つ生命維持機能をインターネットサービスに応用した新しいシステムの構想で、AI(人工知能)により、システム自体がサービスを自律制御し、異常が起きる前に自動的に再構築するという仕組みのこと。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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(1)会社の概要
GMOペパボ<3633>は、GMOインターネットグループの個人向けのインターネット関連サービス提供会社。「もっとおもしろくできる」という企業理念のもと、創立10周年の2013年に新たに制定した「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」をミッションとし、インターネットで何かを始めたいという人々に対するツールとして、レンタルサーバー「ロリポップ!」、オンラインショップ構築ASPサービス「カラーミーショップ」などの様々な高機能なサービスを個人向け中心に低価格で提供する。2015年12月期以降、成長を再加速させることを狙い、日本最大級のCtoCハンドメイドマーケット「minne」を圧倒的No.1にするために積極的な投資を展開している。
(2)沿革
同社は、前身の合資会社※1から事業拡大のために個人向けホスティング事業を事業目的とした有限会社paperboy&co.※2として2003年1月に設立され、前身の合資会社から「ロリポップ!」「CGI CANDAY BOX」事業を譲受された。2004年1月にドメイン取得サービス「ムームードメイン」を提供開始したのに続き、同年2月にはブログサービス「JUGEM」の提供を開始しコミュニティ事業に参入。同年3月、株式会社へ組織変更すると同時に、グローバルメディアオンライン(株)(現:GMOインターネット(株))の連結子会社となる。さらに、2005年2月にはオンラインショップ構築ASPサービス「カラーミーショップ」の提供を開始し、EC支援事業に参入、事業領域を拡大し、現在の事業基盤が整う。
※1同社の前身は、個人向けホスティングサービスの提供を目的として2001年10月に家入一真(いえいりかずま)氏により設立された合資会社マダメ企画。同年11月に「学生や女性にもホームページ作りを楽しんでもらいたい」という思いから「ロリポップ!レンタルサーバー」の提供を開始した。
※2創業者の家入一真氏が過去に新聞配達をしていたことに由来する。新聞配達員としての経験をきっかけに多くの人と出会い、起業に至ったという原点を忘れないようにと、英語で「新聞配達員」の意味を持つ「paperboy」に、仲間たちを意味する「company」の略である「&co.」を加えて命名された。
以後、「heteml(ヘテムル)」(2005年11月)、「カラメル」(2006年4月)、「30days Album」(2008年4月)など、様々なニーズに対応したサービス提供を開始、サービス領域を拡げながら業績を拡大。2008年12月にジャスダック証券取引所(現:東京証券取引所JASDAQスタンダード)に上場を果す。
2014年4月に、創立10年を経過したことで新たな変化を図るとともに、GMOインターネットグループのブランド戦略とのシナジー効果や知名度、信頼性の向上のため、冠に「GMO」を付し、愛称として使われていた「ペパボ」を合わせたGMOペパボ株式会社へ社名変更した。
2015年以降は、業績の更なる拡大を図り、CtoCハンドメイドマーケット「minne」を圧倒的No.1とするために積極投資を行うと同時に、2015年6月にハンドメイド事業強化のため、ハンドメイドマーケット「tetote(テトテ)」を運営するOCアイランド(株)(2016年1月1日付けで「GMOペパボオーシー(株)」へ社名変更)の株式を譲受し子会社化(同社出資比率90.0%)した。また、2016年1月には事業の選択と集中を進めるという観点から、(株)ブクログの電子書籍関連事業を、ブックオフコーポレーション<3313>へ譲渡した。さらに、同年7月にはこれまで様々なサービスの開発・提供で培ってきたノウハウを活用し、インターネットの可能性を広げる「なめらかなシステム」※の実現に向けた新技術を研究・開発する「ペパボ研究所」を設立している。
※生物の細胞が持つ生命維持機能をインターネットサービスに応用した新しいシステムの構想で、AI(人工知能)により、システム自体がサービスを自律制御し、異常が起きる前に自動的に再構築するという仕組みのこと。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
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