RIZAPーG Research Memo(10):好調な1Q決算を受け2Qを上方修正、通期予想も上方修正の可能性あり
[16/09/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績見通し
2017年3月期についてRIZAPグループ<2928>は、売上収益100,000百万円、営業利益10,150百万円、税引前利益9,500百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益6,000百万円を予想している(同社は2017年3月期からIFRSを適用しているため、前期比較はない)。
同社は、強い第1四半期決算を受けて第2四半期(累計)予想を上方修正したが、通期予想については期初予想を維持した。弊社では、同社の業績の季節性などに照らして、通期の業績が、達成される可能性は極めて高いと考えている。さらには、今後、第2四半期以降のどこかの時点において、通期予想も上方修正される可能性も十分あるとみている。
弊社では、2016年3月期の売上高実績に2016年3月期中及び2017年3月期の買収子会社の貢献分を合算して推計したところ、通期の100,000百万円の売上収益見通しは、十分可能だとの結論を得た。RIZAP関連事業での売上拡大を10,000百万円とみているが、これも足元の会員増加ペースやライフサポート・プログラムの好調さから考えて十分達成可能だと考えている。同社は今後もM&Aを進める可能性もあるが、将来のM&Aからの貢献がなくとも現在の売上収益見通しの達成には目途が立っていると弊社では分析している。
利益面でも、RIZAP事業において広告に頼らない集客が軌道に乗ってきたことや、グループシナジーの追求策が本格化してきたこと、さらには利益拡大・業績改善が見込まれる子会社群が増加してきていることもあり、会社予想の達成確度は、より高まってきていると考えている。
同社はここ数年、利益面で余力が出た場合でも、翌期の収益成長に向けて前倒しで広告宣伝費を投下し、決算においては計画通りの着地となることが多かった。今期は広告宣伝も含めた“先行投資”の向け先が、集客よりも従業員満足向上など、従来とは異なる領域を向いている点に注目している。ここから得られる推論はいろいろあるが、期末の広告宣伝費の前倒し投下が今期はないのではないかというのもその1つだ。この推測が正しければ、今通期予想の上方修正を予想する立場にとっては追い風と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
2017年3月期についてRIZAPグループ<2928>は、売上収益100,000百万円、営業利益10,150百万円、税引前利益9,500百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益6,000百万円を予想している(同社は2017年3月期からIFRSを適用しているため、前期比較はない)。
同社は、強い第1四半期決算を受けて第2四半期(累計)予想を上方修正したが、通期予想については期初予想を維持した。弊社では、同社の業績の季節性などに照らして、通期の業績が、達成される可能性は極めて高いと考えている。さらには、今後、第2四半期以降のどこかの時点において、通期予想も上方修正される可能性も十分あるとみている。
弊社では、2016年3月期の売上高実績に2016年3月期中及び2017年3月期の買収子会社の貢献分を合算して推計したところ、通期の100,000百万円の売上収益見通しは、十分可能だとの結論を得た。RIZAP関連事業での売上拡大を10,000百万円とみているが、これも足元の会員増加ペースやライフサポート・プログラムの好調さから考えて十分達成可能だと考えている。同社は今後もM&Aを進める可能性もあるが、将来のM&Aからの貢献がなくとも現在の売上収益見通しの達成には目途が立っていると弊社では分析している。
利益面でも、RIZAP事業において広告に頼らない集客が軌道に乗ってきたことや、グループシナジーの追求策が本格化してきたこと、さらには利益拡大・業績改善が見込まれる子会社群が増加してきていることもあり、会社予想の達成確度は、より高まってきていると考えている。
同社はここ数年、利益面で余力が出た場合でも、翌期の収益成長に向けて前倒しで広告宣伝費を投下し、決算においては計画通りの着地となることが多かった。今期は広告宣伝も含めた“先行投資”の向け先が、集客よりも従業員満足向上など、従来とは異なる領域を向いている点に注目している。ここから得られる推論はいろいろあるが、期末の広告宣伝費の前倒し投下が今期はないのではないかというのもその1つだ。この推測が正しければ、今通期予想の上方修正を予想する立場にとっては追い風と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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