BS11 Research Memo(1):最終年度の売上高150億円に向けて、中期経営計画は順調に進捗中
[16/10/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
日本BS放送(BS11)<9414>は無料のBSデジタルハイビジョン放送「BS11(ビーエス・イレブン)を運営する独立系BS放送局だ。BS放送は地上波放送と比較して、放送衛星を介して全国の約4,000万世帯の視聴者に全時間帯において、同時に同一放送を提供できるという特長がある。同社はこの特長を生かして高収益体質を実現している。
同社は2016年8月期〜2018年8月期の3ヶ年中期経営計画に取り組んでいる。その基本骨格は「良質の番組作りによる売上高の拡大」であり、先行的に費用を投資して報道・教養・娯楽等の幅広く異分野に渡って商品価値のある番組供給し、また広告宣伝も強化して、売上高の拡大に努める方針だ。業績目標としては、最終年度の2018年8月期において売上高150億円の達成を掲げている。
初年度の2016年8月期は売上高10,212百万円、営業利益2,108百万円と増収増益で着地した。売上高は創業来初めて100億円の大台を超え、また期初予想との比較でも売上高・利益ともに予想を達成した。3ヶ年中期経営計画の初年度として極めて順調なスタートとなった。内容においても、2016年4月改編の新番組から順調にヒット作や人気作を輩出したほか、特番によるタイム収入の増加という、将来につながる増収パターンの確立も見られた。
2017年8月期は売上高12,000百万円、営業利益2,200百万円を予想している。この期は最終年度の売上高15,000百万円につながる重要な年であるのは言うまでもないが、12,000百万円という売上高目標は、BSを含めた衛星メディア広告市場の伸びが鈍化している現状では、達成するのは決して容易ではない。しかしながら、同社は独立系という強みがあるほか、売上高の規模が100億円の大台を超えてきたことで番組作りや広告宣伝に対する余裕度も増大している。これらを活用できれば今期業績予想の達成は十分可能だと弊社では考えている。
■Check Point
・良質の番組をいかに提供していくかが同社の成長戦略
・16/8期は2ケタ増収増益で着地、売上高は創業以来初の100億円突破
・17/8期も前期に続き増配の予定
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
同社は2016年8月期〜2018年8月期の3ヶ年中期経営計画に取り組んでいる。その基本骨格は「良質の番組作りによる売上高の拡大」であり、先行的に費用を投資して報道・教養・娯楽等の幅広く異分野に渡って商品価値のある番組供給し、また広告宣伝も強化して、売上高の拡大に努める方針だ。業績目標としては、最終年度の2018年8月期において売上高150億円の達成を掲げている。
初年度の2016年8月期は売上高10,212百万円、営業利益2,108百万円と増収増益で着地した。売上高は創業来初めて100億円の大台を超え、また期初予想との比較でも売上高・利益ともに予想を達成した。3ヶ年中期経営計画の初年度として極めて順調なスタートとなった。内容においても、2016年4月改編の新番組から順調にヒット作や人気作を輩出したほか、特番によるタイム収入の増加という、将来につながる増収パターンの確立も見られた。
2017年8月期は売上高12,000百万円、営業利益2,200百万円を予想している。この期は最終年度の売上高15,000百万円につながる重要な年であるのは言うまでもないが、12,000百万円という売上高目標は、BSを含めた衛星メディア広告市場の伸びが鈍化している現状では、達成するのは決して容易ではない。しかしながら、同社は独立系という強みがあるほか、売上高の規模が100億円の大台を超えてきたことで番組作りや広告宣伝に対する余裕度も増大している。これらを活用できれば今期業績予想の達成は十分可能だと弊社では考えている。
■Check Point
・良質の番組をいかに提供していくかが同社の成長戦略
・16/8期は2ケタ増収増益で着地、売上高は創業以来初の100億円突破
・17/8期も前期に続き増配の予定
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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