注目銘柄ダイジェスト(前場):メディアドゥ、東芝、三浦印など
[17/02/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
三浦印<7920>: - 円( - 円)
ストップ高買い気配。大王製紙<3880>がTOB(株式公開買い付け)を通じて完全子会社化を目指すと発表(買収額は最大83億6400万円)。TOB価格は1株260円で、これにサヤ寄せする格好となっている。買い付け期間は2月28日から4月11日までで、同社は上場廃止となる見込み。大王製紙は、連結売上高の約40%を占める洋紙事業を、製紙部門と印刷部門の両面から強化していく方針。
東芝<6502>:209.5円(-6.3円)
続落。半導体事業分社化によって設立する新会社の株式を100%売却することで、最大2兆5000億円前後の資金調達を見込んでいると一部メディアが報じている。完全買収を希望する企業にプレミアムを要求することで、売却額の増加を目指すもよう。実現すれば、財務の抜本的改善に大きく寄与する反面、争点となっていた主導権を完全に失うことになるため、懸念が優勢となっているようだ。
IHI<7013>:355円(+17円)
急騰。同社の他、石川製作所<6208>、日本アビオニクス<6946>など防衛関連銘柄が大幅高となっている。トランプ米大統領が27日、2018会計年度の国防費について「歴史的に増やす」との考えを示したことが報じられている。米メディアによると全体の国防費の約1割にあたる540億ドル(約6兆円)の増額を要求する方針のようで、関連銘柄に物色が向かう格好。
メディアドゥ<3678>:2065円(+400円)
急伸。同業の出版デジタル機構を買収すると報じられている。約80億円を投じて、産業革新機構から3月末に約70%の株式を取得するようだ。書籍分野に強い出版デジタル機構の買収で、電子コンテンツの幅を広げる狙い。同時に、海外向けに日本のコンテンツを配信する事業も強化する方針。今後の成長が見込める電子書籍の拡充による、今後の業績拡大への期待感が先行している。
ウチダエスコ<4699>:1265円(-144円)
急反落。16年8月-17年1月期(第2四半期累計)決算を発表している。営業利益は前年同期比90.8%増の4.82億円となり、従来予想(4.00億円)を上回って着地した。しかし、16年8-10月期(第1四半期)は営業利益4.46億円(前年同期比4.6倍)の大幅増益で通過しており、今回の決算発表に向けて一段の上振れが期待されていたようだ。このため、発表を受けて利益確定売りが広がっている。
パートナーAG<6181>:555円(+34円)
大幅に4日続伸。1月25日にいったん稼働を開始した新システムがその後稼働停止となった原因についての調査結果や新システムの再稼働時期等に関するリリースを公表している。現在、新システム移行前のサービスは問題なく提供できており、月会費の請求取り止めは1月のみで一時的なものとしている。新システムを利用して提供する予定だったコネクトシップ(婚活支援事業者間の会員相互紹介プラットフォーム)は6月の開始を予定している。
DDS<3782>:855円(+51円)
昨年来高値更新。小規模から導入できる管理サーバーを必要としない指紋認証ソリューション「EVE FA Standalone Edition」の機能強化を行い、「指紋+Windowsパスワード」の組み合せによる二要素認証に対応した新バージョン「EVE FAStandalone Edition Rel.5.00」の提供を開始すると発表している。セキュリティの強化が求められている医療、教育、金融業界では、全社導入の前に特定のシステム等における小規模での導入ニーズが高いという。
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