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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家キムさん（ブログ「IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記」の著者）が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年3月20日11時に執筆

いよいよ3月上場ラッシュも後半戦に突入します。
現在のところIPOへ資金が流れており、通常であれば公開価格割れを起こしても不思議ではない銘柄の初値買い現象が起きており、IPO環境は良いです。
しかし、これから上場を控えているマクロミル<3978>やスシローグローバルホールディングス<3563>などの大型IPOは果たして公開価格を乗り越えられるのでしょうか？


■マクロミル<3978>
上場予定日：3月22日
上場市場：東証1部
業種：情報・通信業
仮条件：1,900円〜2,100円
公開価格：1,950円
事業内容：オンラインを中心としたマーケティング・リサーチ及びデジタル・マーケティング・ソリューションの提供
吸収金額は約532.8億円を予定

■スシローグローバルホールディングス<3563>
上場予定日：3月30日
上場市場：東証1部または東証2部を予定（売出価格決定後に発表）
業種：小売業
仮条件：3,600円〜3,900円
公開価格：3月21日に決定予定
事業内容：「スシロー」ブランドでの回転すし全国チェーン展開
吸収金額は仮条件上限3,900円ベースで約824.3億円を予定


上記2銘柄ともに再上場案件となります。
またグローバルオファリング銘柄ということで海外売出しも行われており、初値が伸び悩む案件だと思います。大型IPOの場合にはどうしても個人投資家主体の値動きとはなりにくく、機関投資家主体となりがちです。
IPO環境が抜群に良いなかで、主幹事の手腕も問われることとなりそうです。

さらに再上場案件と言えば、3月29日上場のオークネット<3964>もあてはまります。上場市場は東証1部に決定し、吸収金額は約61億円規模。東証1部上場と考えると規模が小さく、公開価格は超えてくるのではないかと個人的に考えています。
但し2016年8月に上場承認を受け、その後承認取り消しを行うなどイメージは良くありません。

IPO市場への資金流入は嬉しいことですが、熱が冷めるのも早いため、投資をされる際にはリスクとリターンをはっきりさせておくと良いと思います。
3月IPO後半戦が波乱にならないことを祈っています。

※FISCO注：3月22日に上場したマクロミルの初値は公開価格比-4.3％でした。
また、スシローグローバルホールディングスの公開価格は3600円に決定しました。

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執筆者名：キムさん
ブログ名：IPO初値予想ブログなら、キムさんのIPO投資日記


＜HK＞