ソフトブレーン Research Memo(4):主力2事業が揃って2ケタ増収増益に
[17/03/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■ソフトブレーン<4779>の業績動向
2. 事業セグメント別動向
(1) eセールスマネージャー関連事業
eセールスマネージャー関連事業の業績は、売上高(外部顧客向け、以下同様)が前期比17.9%増の3,606百万円、セグメント利益が同78.0%増の620百万円となった。売上高の8割以上を占める「eセールスマネージャー」の販売がクラウド型、ホスティング型ともに好調で前期比24%増となったほか、営業コンサルティングやスキルトレーニングも需要は根強く、同19%増となった。
セグメント利益率が前期の11.4%から17.2%と大きく上昇したのは、限界利益率の高い「eセールスマネージャー」の売上が拡大したためで、特に下期に入って大口案件を複数獲得できたことが寄与した。同社製品の使い勝手の良さが評価され、競合製品からの切り替えに成功した案件もあった。
(2) フィールドマーケティング事業
フィールドマーケティング事業の業績は、売上高が前期比54.8%増の3,302百万円、セグメント利益が同16.0%増の371百万円となり、同事業セグメントでは過去最高業績となった。消費財メーカーにおける店頭でのフィールド活動業務のアウトソーシング化の流れが継続するなかで、同社のサービス品質が高く評価され、当期は大手消費財メーカーからフィールド業務の一括受託案件を獲得したことが増収に大きく寄与した。同社のサービスは訪問単価制の採用により、コストが明確化されていること、また、顧客ニーズに合わせて人材派遣を始めとした多様なサービスを提供できることが強みとなっており、収益好調の要因となっている。
(3) システム開発事業
システム開発事業の業績は、売上高が前期比20.0%増の533百万円、セグメント利益が同2.6倍の7百万円となった。同事業では人的リソースが限られるなかでプロジェクト管理の徹底により、安定収益を確保していくことを重点方針としている。当期においてはIT投資拡大を追い風に既存顧客の深耕と新規顧客の開拓に取り組んだことにより増収増益となった。
(4) 出版事業
出版事業の業績は、売上高が前期比5.8%増の277百万円、セグメント利益が同2.5倍の15百万円となった。出版業界は電子書籍の台頭により全体では縮小傾向にあるものの、企業におけるブランディング強化やPR活動の一環としての書籍出版意欲は根強く、増収基調が続いた。また、利益面では増収効果に加えて、書籍在庫の費用引当が減少したことも増益要因となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2. 事業セグメント別動向
(1) eセールスマネージャー関連事業
eセールスマネージャー関連事業の業績は、売上高(外部顧客向け、以下同様)が前期比17.9%増の3,606百万円、セグメント利益が同78.0%増の620百万円となった。売上高の8割以上を占める「eセールスマネージャー」の販売がクラウド型、ホスティング型ともに好調で前期比24%増となったほか、営業コンサルティングやスキルトレーニングも需要は根強く、同19%増となった。
セグメント利益率が前期の11.4%から17.2%と大きく上昇したのは、限界利益率の高い「eセールスマネージャー」の売上が拡大したためで、特に下期に入って大口案件を複数獲得できたことが寄与した。同社製品の使い勝手の良さが評価され、競合製品からの切り替えに成功した案件もあった。
(2) フィールドマーケティング事業
フィールドマーケティング事業の業績は、売上高が前期比54.8%増の3,302百万円、セグメント利益が同16.0%増の371百万円となり、同事業セグメントでは過去最高業績となった。消費財メーカーにおける店頭でのフィールド活動業務のアウトソーシング化の流れが継続するなかで、同社のサービス品質が高く評価され、当期は大手消費財メーカーからフィールド業務の一括受託案件を獲得したことが増収に大きく寄与した。同社のサービスは訪問単価制の採用により、コストが明確化されていること、また、顧客ニーズに合わせて人材派遣を始めとした多様なサービスを提供できることが強みとなっており、収益好調の要因となっている。
(3) システム開発事業
システム開発事業の業績は、売上高が前期比20.0%増の533百万円、セグメント利益が同2.6倍の7百万円となった。同事業では人的リソースが限られるなかでプロジェクト管理の徹底により、安定収益を確保していくことを重点方針としている。当期においてはIT投資拡大を追い風に既存顧客の深耕と新規顧客の開拓に取り組んだことにより増収増益となった。
(4) 出版事業
出版事業の業績は、売上高が前期比5.8%増の277百万円、セグメント利益が同2.5倍の15百万円となった。出版業界は電子書籍の台頭により全体では縮小傾向にあるものの、企業におけるブランディング強化やPR活動の一環としての書籍出版意欲は根強く、増収基調が続いた。また、利益面では増収効果に加えて、書籍在庫の費用引当が減少したことも増益要因となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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