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KLab Research Memo(11):新規タイトルのリリースにより事業拡大を目指す

注目トピックス 日本株
■業績見通し

1. 2017年12月期の業績予想
KLab<3656>は、2017年12月期よりレンジ形式による「通期業績予想開示」を採用しており、売上高を17,500百万円(同10.7%減)〜22,500百万円(同14.8%増)、営業利益を600百万円(同52.9%減)〜2,900百万円(同127.5%増)、経常利益を450百万円(同45.8%減)〜2,750百万円(同231.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益を160百万円〜1,750百万円(前期は814百万円の損失)と見込んでいる。レンジ上限を達成した場合には、過去最高の売上高及び営業利益を更新することになる。

なお、レンジ形式による「通期業績予想開示」に変更したのは、新規タイトルのヒット度合いにより業績が大きく変動することや、2016年12月期まで採用していた「翌四半期業績予想」では企業価値を長期目線で判断するには情報不足となることが理由である。

売上高は、新規タイトル(2本から5本をリリース予定)による業績貢献を前提としている。また、レンジ設定の想定は、既存タイトルの売上ライフサイクル(自然減)及び新規タイトルのヒット度合いを反映したものである。すなわち、レンジ幅上限は、新規タイトルが好調だった場合を想定する一方、レンジ幅下限は、新規タイトルが不振だった場合を想定した設定となっている。

一方、費用面では、ゲーム開発にかかる外注費及び業務委託費の増加、リリース予定の新作タイトル数の増加に伴う減価償却費の増加を見込んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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