エルテス Research Memo(2):リスク検知に特化したビッグデータ解析ソリューションを提供
[17/05/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■会社概要
1. 事業内容
エルテス<3967>は、「デジタルリスクを解決する社会インフラの創出」をミッションに掲げ、リスク検知に特化したビッグデータ解析技術をベースに、SNSやブログ、検索サイトなどWeb上の様々なメディアに起因するリスクに対するソリューションを提供している。インターネットの普及やデジタルデバイスの発達等に伴い、その副作用として、情報漏えいや不適切な投稿等に伴うネット炎上などの被害を受ける個人や企業が年々増加するなか、ソーシャルメディアの監視から緊急対応、その後の対応まで、顧客のリスクマネジメントをワンストップで支援する独自のポジショニングにより高成長を実現してきた。足元では、これまでのソーシャルリスク領域から内部不正や金融不正、テロ対策など、取り扱うデータの種類やリスクテーマの拡充により、新たな成長軸も立ち上がってきた。
顧客基盤は大手航空会社や食品、外食、ホテルをはじめ、メーカーや金融機関など幅広く、有力ブランドを持つ大手企業を中心に約500社に上る。無料セミナー等を通じた新規顧客の獲得とリピート率の高さが同社業績の伸びをけん引してきた。特に、異物混入の疑いや従業員の不適切投稿など、ソーシャルリスクの影響を受けやすい外食や食品業界向けの売上構成比率が高い。
また、対象とするメディアはTwitter等のSNS(交流サイト)やブログ、ネット掲示板、ニュースサイトを中心に120以上に及ぶ。
事業セグメントは、ソーシャルリスク事業の単一セグメントであるが、(1) ソーシャルリスクコンサルティング、(2) ソーシャルリスクモニタリング、(3) リスクインテリジェンスの3つのサービスに区分される。
(1) ソーシャルリスクコンサルティングサービス
ソーシャルリスクに関する危機発生後に、速やかに顧客が適切な対応を取れるようにアドバイスを行うサービスであり、リスクが顕在化している企業や組織に対しては、リスクの鎮静化に向けた緊急対応コンサルティングと事後のレピュテーション回復(及びブランド再構築)に向けたサービスを提供している。
(2) ソーシャルリスクモニタリングサービス
ソーシャルリスクの発生を早期に検知及び把握するサービスで、24時間365日、Twitter等のSNSやネット掲示板といったソーシャルメディア上の投稿を分析し、リスクの予兆があれば緊急通知の実施や対応方法のアドバイスを行い、危険投稿がなければ日報で報告するサービスである(月報でのトレンド報告を含む)。
(3) リスクインテリジェンスサービス
前期より本格的に開始したサービスであり、データ上に現れる「人の動き」を解析し、デジタルリスクの予兆を捉えるところに特徴がある。膨大な組織内部のシステムログや管理データから、同社独自のアルゴリズムによりリスクの高い行動パターンを認識し、危険度や緊急度の高いものは即時通知することで、未然防止につなげることができるものであり、例えば、内部関係者による情報漏えいや不正会計など、組織が抱える内部不正が対象となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
<HN>
1. 事業内容
エルテス<3967>は、「デジタルリスクを解決する社会インフラの創出」をミッションに掲げ、リスク検知に特化したビッグデータ解析技術をベースに、SNSやブログ、検索サイトなどWeb上の様々なメディアに起因するリスクに対するソリューションを提供している。インターネットの普及やデジタルデバイスの発達等に伴い、その副作用として、情報漏えいや不適切な投稿等に伴うネット炎上などの被害を受ける個人や企業が年々増加するなか、ソーシャルメディアの監視から緊急対応、その後の対応まで、顧客のリスクマネジメントをワンストップで支援する独自のポジショニングにより高成長を実現してきた。足元では、これまでのソーシャルリスク領域から内部不正や金融不正、テロ対策など、取り扱うデータの種類やリスクテーマの拡充により、新たな成長軸も立ち上がってきた。
顧客基盤は大手航空会社や食品、外食、ホテルをはじめ、メーカーや金融機関など幅広く、有力ブランドを持つ大手企業を中心に約500社に上る。無料セミナー等を通じた新規顧客の獲得とリピート率の高さが同社業績の伸びをけん引してきた。特に、異物混入の疑いや従業員の不適切投稿など、ソーシャルリスクの影響を受けやすい外食や食品業界向けの売上構成比率が高い。
また、対象とするメディアはTwitter等のSNS(交流サイト)やブログ、ネット掲示板、ニュースサイトを中心に120以上に及ぶ。
事業セグメントは、ソーシャルリスク事業の単一セグメントであるが、(1) ソーシャルリスクコンサルティング、(2) ソーシャルリスクモニタリング、(3) リスクインテリジェンスの3つのサービスに区分される。
(1) ソーシャルリスクコンサルティングサービス
ソーシャルリスクに関する危機発生後に、速やかに顧客が適切な対応を取れるようにアドバイスを行うサービスであり、リスクが顕在化している企業や組織に対しては、リスクの鎮静化に向けた緊急対応コンサルティングと事後のレピュテーション回復(及びブランド再構築)に向けたサービスを提供している。
(2) ソーシャルリスクモニタリングサービス
ソーシャルリスクの発生を早期に検知及び把握するサービスで、24時間365日、Twitter等のSNSやネット掲示板といったソーシャルメディア上の投稿を分析し、リスクの予兆があれば緊急通知の実施や対応方法のアドバイスを行い、危険投稿がなければ日報で報告するサービスである(月報でのトレンド報告を含む)。
(3) リスクインテリジェンスサービス
前期より本格的に開始したサービスであり、データ上に現れる「人の動き」を解析し、デジタルリスクの予兆を捉えるところに特徴がある。膨大な組織内部のシステムログや管理データから、同社独自のアルゴリズムによりリスクの高い行動パターンを認識し、危険度や緊急度の高いものは即時通知することで、未然防止につなげることができるものであり、例えば、内部関係者による情報漏えいや不正会計など、組織が抱える内部不正が対象となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
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