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今週の【JASDAQ市場】5月22〜26日『連日の年初来高値更新も、G7首脳会議を前にポジション調整の売り強まる』

注目トピックス 日本株
【続伸、IPSがストップ高で上昇率トップ】22日(月)

■概況■3125.55、+30.24
22日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexは続伸、JASDAQ-TOP20は反落となった。値上がり数は453、値下がり数は172、変わらずは71。原油高などを背景とした米株高や、為替が円安方向に振れていたことから日経平均とJASDAQ平均は買い先行で取引を開始。しかし、買い一巡後はこう着感も強まり、終日狭いレンジ内での推移となった。

◆注目銘柄◆
IPS<4335>がストップ高で上昇率トップ。17年6月期第3四半期の大幅増益決算などが引き続き手掛かり材料となった。ミズホメディー<4595>は連日で上場来高値を更新し、フジオフード<2752>も年初来高値を更新している。どちらも1株につき2株の割合での株式分割の実施発表が材料視された。五洋インテ<7519>は、新規事業として先端医療検査に関わるサービス事業へ参入するほか、先端医療検査に関わるサービス事業の子会社を設立すると発表したことで関心を集めた。その他、ニックス<4243>、LCHD<8938>、アイケイ<2722>などが上昇率上位にランクイン。


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【年初来高値更新、有機EL関連などにも物色】23日(火)

■概況■3127.87、+2.32
23日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexは続伸、JASDAQ-TOP20は反発となった。値上がり数は306、値下がり数は305、変わらずは89。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。しかし、英マンチェスター・アリーナでの爆発について、英当局がテロ事件の可能性があるとの見方を示したことで、テロへの警戒から円相場が円高に振れて推移。また、トランプ政権の政治混乱リスクなども引き続き重しとなり、JASDAQ平均は終日狭いレンジ内での推移となった。なお、年初来高値を更新している。

◆注目銘柄◆
伊豆シャボテンリゾート<6819>がストップ高で上昇率トップとなり、年初来高値を更新。倉元製作所<5216>や平田機工<6258>は有機EL関連銘柄として物色か。ベクター<2656>は個人投資家の関心が向かい後場に急伸。キタック<4707>は、17年10月期の上期業績予想を上方修正。営業利益見通しを従来の2.05億円から2.23億円へと引き上げたことが好感された。その他、アイ・ピー・エス<4335>、アール・エス・シー<4664>、精工技研<6834>などが上昇率上位にランクイン。


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【連日で年初来高値更新、上昇率トップはヤマノHD】24日(水)

■概況■3147.14、+19.27
24日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20は揃って続伸となった。値上がり数は438、値下がり数は191、変わらずは72。金融セクターを中心とした米株高、為替も前日比でやや円安方向に戻したことでJASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後も大引けにかけて上げ幅を広げる展開となった。


◆注目銘柄◆
ヤマノHD<7571>がストップ高で上昇率トップ。同社傘下の堀田丸正<8105>がRIZAP−G<2928>を引受先とする第三者割当増資を実施すると発表。これにより堀田丸正が連結対象から外れることとなり、同社が保有している堀田丸正株の売却益期待が高まったもよう。ラクオリア創薬<4579>もストップ高で年初来高値更新。同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの1つアミド誘導体が米国で特許査定を受けたと発表したことで関心が向かった。RIZAP−Gが上場来高値を更新したことで、イデアインター<3140>、パスポート<7577>、SDエンター<4650>、ぱど<4833>などにも関心が再燃する展開となった。中野冷機<6411>は、上限115万株(発行済み株式数(自社株を除く)の18.95%にあたる)の自社株買いの実施発表が材料視された。ブロッコリー<2706>は、「うたの☆プリンスさまっ♪」原作ゲーム第1作の発売7周年を記念して、6月24日に「7周年企画」を発表するとしており、これが好材料視された。日本サード<2488>は、エヌビディア関連として物色された。その他、フォーバルRS<9423>、NIC<5742>、日本ライトン<2703>などが上昇率上位にランクイン。


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【小幅続伸、後場にはこう着感強まる】25日(木)

■概況■3147.44、+0.30
25日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は小幅続伸、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20は反落となった。値上がり数は319、値下がり数は297、変わらずは90。本日も中小型株物色の流れから、JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。しかし、寄り付き直後を高値に上げ幅を縮め、後場にはマイナスに転じると、その後は前日終値を挟みこう着感が強まる展開に。なお、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。


◆注目銘柄◆
フライングG<3317>がストップ高で上昇率トップ。堅調な業績や株価の割安感で見直しの動きもあったようだ。ラクオリア創薬<4579>は、大幅続伸で年初来高値を連日更新。同社が創出した選択的ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許のうちの1つであるピロロピリジノン誘導体が日本で特許査定を受けたと発表し、期待感が高まった。また、ビットコイン一段高を受けて、ULSグループ<3798>やトレイダーズ<8704>などビットコイン関連銘柄に物色が広がった。テクノアルファ<3089>は、エレクトロニクス事業において、同事業が取り扱う装置を約1.20億円で受注したと発表し、業績期待が高まった。その他、高見澤<5283>、オプトエレクト<6664>、NIC<5742>などが上昇率上位にランクイン。


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【6営業日ぶりの反落、ポジション調整の売りも強まる】26日(金)

■概況■3146.62、-0.82
26日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は反落、J-Stock Indexは反発、JASDAQ-TOP20は続落となった。値上がり数は280、値下がり数は325、変わらずは97。本日も中小型株物色の流れから、JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。しかし、週末要因に加え、G7首脳会議(サミット)を見極めたいとの思惑からポジション調整の売りも強まり、寄り付きを高値に上げ幅を縮めマイナスに転換。大引けにかけて下げ幅を縮める動きを見せたが、小幅マイナス圏で取引を終える展開となった。


◆注目銘柄◆
フィスコ<3807>が上昇率トップ。17年12月期の最終利益見通しを引き上げたことが材料視された。ベクター<2656>は、中国企業が開発したスマホゲーム「小小軍姫」の日本における独占ライセンスを獲得したと発表し、関心が向かった。なお、日本語版では「侵攻のオトメギアス」というタイトル名でサービスを開始する予定となっている。Nuts<7612>は、上値抵抗線として意識されていた25日線を上回って取引を終えている。メイコー<6787>は、日本CMK<6958>の株価上昇も刺激材料となったもよう。その他、日本ライトン<2703>、ジェクシード<3719>、タケダ機械<6150>などが上昇率上位にランクイン。


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