今週の【日経平均】5月22〜26日『底堅さの中で政治リスクへの警戒も、イベント控えポジション調整へ』
[17/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
【続伸、米株高を好感も政治リスク見極め】22日(月)
■概況■19678.28、+87.52
22日(月)の日経平均は続伸。19日の米国市場でNYダウは原油価格の上昇などから141ドル高となり、為替相場も1ドル=114円台半ばとやや円安方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを受けて79円高からスタートした。朝方には一時19722.93円(前週末比132.17円高)まで上昇したが、米政治リスクを見極めたいというムードも強く、買いが一巡すると上値の重い展開となった。後場はやや上げ幅を広げてスタートしたが、19600円台後半の狭いレンジでのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前週末比87.52円高の19678.28円となった。東証1部の売買高は14億6741万株、売買代金は1兆9224億円と約1ヶ月ぶりに2兆円を割り込んだ。業種別では、鉄鋼、その他金融業、不動産業が上昇率上位だった。一方、下落したのは海運業、医薬品、繊維製品の3業種のみだった。
◆注目銘柄◆
10兆円規模の投資ファンドを発足させたソフトバンクG<9984>や、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などがしっかり。ソニー<6758>も小幅に上昇した。特別配当の実施を発表したSMC<6273>、米社決算が材料視されたクボタ<6326>、前週末に決算発表したSOMPO<8630>は4%超の上昇。KLab<3656>は商いを伴って急伸した。また、タカタ<7312>が連日でストップ高となり、ユニデンHD<6815>やDLE<3686>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、東京海上<8766>などがさえない。Vテク<7717>も小幅に下落。一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたクラリオン<6796>やテレ東HD<9413>は下げが目立った。また、ソースネクスト<4344>、TYK<5363>、イーレックス<9517>などが東証1部下落率上位となった。
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【3日ぶり反落、欧米不安が重し】23日(火)
■概況■19613.28、-65.00
23日(水)の日経平均は3日ぶり反落。英マンチェスターのコンサート会場で爆発が発生したことを受けて、為替市場では朝方に一時1ドル=110円台まで円高が進み、日経平均はこうした流れを受けて30円安からスタートした。寄り付き後は円高一服とともにプラスへ転じる場面が見られた。しかし、米政治不安などの外部環境に対する警戒感に加え、24日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表などを控えて様子見ムードもあり、上値の重い展開となった。引けにかけて一時19585.54円(前日比92.74円安)まで下落する場面もあった。
大引けの日経平均は前日比65.00円安の19613.28円となった。東証1部の売買高は15億4376万株、売買代金は2兆0063億円だった。業種別では、石油・石炭製品、空運業、保険業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、その他金融業、その他製品が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、Vテク<7717>、ホンダ<7267>、三井住友<8316>などがさえない。東エレク<8035>やJAL<9201>は2%安、SUMCO<3436>は3%安となった。ディーエヌエー<2432>は一部証券会社の投資評価引き下げで5%超安と急反落。また、ルネサンス<2378>、新日本電工<5563>、VOYAGE<3688>などが東証1部下落率上位となった。
一方、任天堂<7974>、JT<2914>、リクルートHD<6098>などが堅調で、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、みずほ<8411>は小幅に上昇。また、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたフジクラ<5803>が急伸し、アイビーシー<3920>やイーグル工<6486>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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【反発、イベント控え上値の重さも】24日(水)
■概況■19742.98、+129.70
24日(水)の日経平均は反発。23日の米国市場では、米トランプ政権が2018会計年度の予算を発表したことを受けてNYダウは43ドル高となった。為替相場も1ドル=111円台後半まで円安方向に振れたことから、本日の日経平均は164円高でスタートした。しかし、本日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や25日に開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極めたいとの思惑もあり、寄り付き後は上値が重く、19700円台前半を中心としたもみ合いが続いた。大引けの日経平均は前日比129.70円高の19742.98円となった。東証1部の売買高は17億2823万株、売買代金は2兆2226億円だった。業種別では、その他製品、海運業、証券、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、医薬品と情報・通信業のみ小幅に下落した。
◆注目銘柄◆
任天堂<7974>や日本電産<6594>が3%超、東エレク<8035>やホンダ<7267>が2%超上昇した。三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>も堅調で、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小幅に上昇した。ソフトバンクGは一部報道を受けて後場急伸する場面があった。米社による半導体事業の買収提案が報じられた東芝<6502>、大手パネルメーカーからの大口受注を発表したVテク<7717>は急伸。また、エムアップ<3661>がストップ高で東証1部上昇率トップとなり、その他デジアーツ<2326>やブレインパッド<3655>が上位に顔を出した。一方、ファナック<6954>、NTT<9432>、KDDI<9433>、花王<4452>などがさえない。また、しまむら<8227>が5月既存店売上高を受けて急落し、南都銀<8367>やLifull<2120>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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【日経平均は続伸、先物主導で一時3ケタの上昇】25日(木)
■概況■19813.13、+70.15
25日(木)の日経平均は続伸。24日の米国市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を受けてNYダウは74ドル高となった。一方、米10年債利回りの低下とともに円相場はやや強含み、本日の日経平均は5円安からスタートした。本日開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極めたいとの思惑もあり、朝方は前日終値を挟んだ小動きとなった。しかし、前場中ごろから先物に断続的な買いが入り、一時19850.93円(前日比107.95円高)まで上昇する場面があった。後場は高値もみ合いが続き、こう着感の強い展開だった。
大引けの日経平均は前日比70.15円高の19813.13円となった。東証1部の売買高は16億7727万株、売買代金は2兆2213億円だった。業種別では、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
ソフトバンクG<9984>が3%を超える上昇となり、日経平均を約37円押し上げた。前日報じられた米エヌビディアに加え、ブラジル配車最大手にも出資すると伝わった。東芝<6502>やコマツ<6301>が3%前後上昇し、ファナック<6954>、東エレク<8035>、日本電産<6594>も堅調。三菱UFJ<8306>は小幅に上昇した。また、エムアップ<3661>はアプリ事前登録者数の好調推移で連日のストップ高となり、日本アG<3751>、キューブシステ<2335>、ソルクシーズ<4284>もストップ高で本日の取引を終えた。
一方、三井住友<8316>、ホンダ<7267>、みずほ<8411>などが軟調で、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>も小安い。また、一部証券会社が投資評価を引き下げたTSI HD<3608>や、ジンズメイト<7448>、オカダアイヨ<6294>などが東証1部下落率となった。
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【反落、底堅さの中でややトランプ政権リスクへの警戒も】26日(金)
■概況■19686.84、-126.29
26日(金)の日経平均は反落。25日の米国市場では主要小売企業の決算が好感されたほか、引き続き急激な金融引き締めに対する警戒感の後退が追い風となり、NYダウは70ドル高となった。一方、円相場は1ドル=111円台後半でのもみ合いとなっており、石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を受けて原油価格が下落したこともあり、本日の日経平均は14円安からスタートした。寄り付き後も小動きが続いていたが、午後に入るとトランプ政権の政治混乱リスクへの警戒等やG7の行方などを見極めたいとするなか、下げ幅を広げている。大引けの日経平均は前日比126.29円安の19686.84円となった。東証1部の売買高は15億6361万株、売買代金は2兆1551億円だった。業種別では、原油安の流れから鉱業が下落率トップ。その他、パルプ紙、水産農林、機械、電力ガス、ガラス土石、海運、輸送用機器、サービスが冴えない。一方、任天堂<7974>が終日強含みの展開となったことから、その他製品が唯一上昇している。
◆注目銘柄◆
任天堂のほかソフトバンクG<9984>が堅調。エムアップ<3661>、ドリコム<3793>が売買代金上位に顔を出している。一方で、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、ファナック<6954>、東京エレク<8035>が冴えない。その他、個人主体の活発な売買のなか、サイバーリンクス<3683>、東邦アセチレン<493>、ASJ<2351>、ソルクシーズ<4284>が急伸。
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<DM>
■概況■19678.28、+87.52
22日(月)の日経平均は続伸。19日の米国市場でNYダウは原油価格の上昇などから141ドル高となり、為替相場も1ドル=114円台半ばとやや円安方向に振れており、本日の日経平均はこうした流れを受けて79円高からスタートした。朝方には一時19722.93円(前週末比132.17円高)まで上昇したが、米政治リスクを見極めたいというムードも強く、買いが一巡すると上値の重い展開となった。後場はやや上げ幅を広げてスタートしたが、19600円台後半の狭いレンジでのもみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前週末比87.52円高の19678.28円となった。東証1部の売買高は14億6741万株、売買代金は1兆9224億円と約1ヶ月ぶりに2兆円を割り込んだ。業種別では、鉄鋼、その他金融業、不動産業が上昇率上位だった。一方、下落したのは海運業、医薬品、繊維製品の3業種のみだった。
◆注目銘柄◆
10兆円規模の投資ファンドを発足させたソフトバンクG<9984>や、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>などがしっかり。ソニー<6758>も小幅に上昇した。特別配当の実施を発表したSMC<6273>、米社決算が材料視されたクボタ<6326>、前週末に決算発表したSOMPO<8630>は4%超の上昇。KLab<3656>は商いを伴って急伸した。また、タカタ<7312>が連日でストップ高となり、ユニデンHD<6815>やDLE<3686>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、リクルートHD<6098>、東エレク<8035>、東京海上<8766>などがさえない。Vテク<7717>も小幅に下落。一部証券会社の投資評価引き下げが観測されたクラリオン<6796>やテレ東HD<9413>は下げが目立った。また、ソースネクスト<4344>、TYK<5363>、イーレックス<9517>などが東証1部下落率上位となった。
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【3日ぶり反落、欧米不安が重し】23日(火)
■概況■19613.28、-65.00
23日(水)の日経平均は3日ぶり反落。英マンチェスターのコンサート会場で爆発が発生したことを受けて、為替市場では朝方に一時1ドル=110円台まで円高が進み、日経平均はこうした流れを受けて30円安からスタートした。寄り付き後は円高一服とともにプラスへ転じる場面が見られた。しかし、米政治不安などの外部環境に対する警戒感に加え、24日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表などを控えて様子見ムードもあり、上値の重い展開となった。引けにかけて一時19585.54円(前日比92.74円安)まで下落する場面もあった。
大引けの日経平均は前日比65.00円安の19613.28円となった。東証1部の売買高は15億4376万株、売買代金は2兆0063億円だった。業種別では、石油・石炭製品、空運業、保険業が下落率上位だった。一方、水産・農林業、その他金融業、その他製品が上昇率上位だった。
◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、Vテク<7717>、ホンダ<7267>、三井住友<8316>などがさえない。東エレク<8035>やJAL<9201>は2%安、SUMCO<3436>は3%安となった。ディーエヌエー<2432>は一部証券会社の投資評価引き下げで5%超安と急反落。また、ルネサンス<2378>、新日本電工<5563>、VOYAGE<3688>などが東証1部下落率上位となった。
一方、任天堂<7974>、JT<2914>、リクルートHD<6098>などが堅調で、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、みずほ<8411>は小幅に上昇。また、一部証券会社の投資評価引き上げが観測されたフジクラ<5803>が急伸し、アイビーシー<3920>やイーグル工<6486>などとともに東証1部上昇率上位となった。
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【反発、イベント控え上値の重さも】24日(水)
■概況■19742.98、+129.70
24日(水)の日経平均は反発。23日の米国市場では、米トランプ政権が2018会計年度の予算を発表したことを受けてNYダウは43ドル高となった。為替相場も1ドル=111円台後半まで円安方向に振れたことから、本日の日経平均は164円高でスタートした。しかし、本日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録や25日に開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極めたいとの思惑もあり、寄り付き後は上値が重く、19700円台前半を中心としたもみ合いが続いた。大引けの日経平均は前日比129.70円高の19742.98円となった。東証1部の売買高は17億2823万株、売買代金は2兆2226億円だった。業種別では、その他製品、海運業、証券、パルプ・紙が上昇率上位だった。一方、医薬品と情報・通信業のみ小幅に下落した。
◆注目銘柄◆
任天堂<7974>や日本電産<6594>が3%超、東エレク<8035>やホンダ<7267>が2%超上昇した。三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>も堅調で、ソフトバンクG<9984>やトヨタ自<7203>は小幅に上昇した。ソフトバンクGは一部報道を受けて後場急伸する場面があった。米社による半導体事業の買収提案が報じられた東芝<6502>、大手パネルメーカーからの大口受注を発表したVテク<7717>は急伸。また、エムアップ<3661>がストップ高で東証1部上昇率トップとなり、その他デジアーツ<2326>やブレインパッド<3655>が上位に顔を出した。一方、ファナック<6954>、NTT<9432>、KDDI<9433>、花王<4452>などがさえない。また、しまむら<8227>が5月既存店売上高を受けて急落し、南都銀<8367>やLifull<2120>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。
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【日経平均は続伸、先物主導で一時3ケタの上昇】25日(木)
■概況■19813.13、+70.15
25日(木)の日経平均は続伸。24日の米国市場では、連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を受けてNYダウは74ドル高となった。一方、米10年債利回りの低下とともに円相場はやや強含み、本日の日経平均は5円安からスタートした。本日開催される石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を見極めたいとの思惑もあり、朝方は前日終値を挟んだ小動きとなった。しかし、前場中ごろから先物に断続的な買いが入り、一時19850.93円(前日比107.95円高)まで上昇する場面があった。後場は高値もみ合いが続き、こう着感の強い展開だった。
大引けの日経平均は前日比70.15円高の19813.13円となった。東証1部の売買高は16億7727万株、売買代金は2兆2213億円だった。業種別では、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品が下落率上位だった。
◆注目銘柄◆
ソフトバンクG<9984>が3%を超える上昇となり、日経平均を約37円押し上げた。前日報じられた米エヌビディアに加え、ブラジル配車最大手にも出資すると伝わった。東芝<6502>やコマツ<6301>が3%前後上昇し、ファナック<6954>、東エレク<8035>、日本電産<6594>も堅調。三菱UFJ<8306>は小幅に上昇した。また、エムアップ<3661>はアプリ事前登録者数の好調推移で連日のストップ高となり、日本アG<3751>、キューブシステ<2335>、ソルクシーズ<4284>もストップ高で本日の取引を終えた。
一方、三井住友<8316>、ホンダ<7267>、みずほ<8411>などが軟調で、任天堂<7974>やトヨタ自<7203>も小安い。また、一部証券会社が投資評価を引き下げたTSI HD<3608>や、ジンズメイト<7448>、オカダアイヨ<6294>などが東証1部下落率となった。
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【反落、底堅さの中でややトランプ政権リスクへの警戒も】26日(金)
■概況■19686.84、-126.29
26日(金)の日経平均は反落。25日の米国市場では主要小売企業の決算が好感されたほか、引き続き急激な金融引き締めに対する警戒感の後退が追い風となり、NYダウは70ドル高となった。一方、円相場は1ドル=111円台後半でのもみ合いとなっており、石油輸出国機構(OPEC)総会の結果を受けて原油価格が下落したこともあり、本日の日経平均は14円安からスタートした。寄り付き後も小動きが続いていたが、午後に入るとトランプ政権の政治混乱リスクへの警戒等やG7の行方などを見極めたいとするなか、下げ幅を広げている。大引けの日経平均は前日比126.29円安の19686.84円となった。東証1部の売買高は15億6361万株、売買代金は2兆1551億円だった。業種別では、原油安の流れから鉱業が下落率トップ。その他、パルプ紙、水産農林、機械、電力ガス、ガラス土石、海運、輸送用機器、サービスが冴えない。一方、任天堂<7974>が終日強含みの展開となったことから、その他製品が唯一上昇している。
◆注目銘柄◆
任天堂のほかソフトバンクG<9984>が堅調。エムアップ<3661>、ドリコム<3793>が売買代金上位に顔を出している。一方で、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>、ファナック<6954>、東京エレク<8035>が冴えない。その他、個人主体の活発な売買のなか、サイバーリンクス<3683>、東邦アセチレン<493>、ASJ<2351>、ソルクシーズ<4284>が急伸。
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