OKウェイヴ Research Memo(1):Q&AサイトやFAQサービス等基盤事業の収益力が向上
[17/05/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■要約
オウケイウェイヴ<3808>は、個人向けのQ&Aサイトや法人向けのFAQサービスを軸にサービスを提供するソリューションプロバイダーである。個人向けには2000年1月より日本初最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営し、利用者の問い合わせに回答することでサービスを提供している。また、利用者の質問に専門家や企業も回答する「OKWAVE Professional」や、各界の著名人に質問できる「OKWAVE Premium」も提供している。法人向けには、「OKWAVE」の運営ノウハウを基に、国内シェアNo.1のFAQシステム「OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support」、Q&Aコミュニティーの解決力を活用する顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support」などを提供し、大手企業や自治体など400サイト以上に導入している。
1. 事業概要
同社の事業分野はソーシャルメディア事業、エンタープライズソリューション事業、多言語CRM事業の3種類である。
ソーシャルメディア事業では、利用者の質問に答えるスタイルのQ&Aサイト、「OKWAVE」、「OKWAVE Professional」、「OKWAVE Premium」の運営や提供を行っている。また「OKWAVE」と連携する、顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support」を提供している。
エンタープライズソリューション事業では、企業への問い合わせの中でよくある質問を管理・編集し、回答をインターネット上に公開することで、問い合わせを減少させるという企業向けソリューションを提供している。
多言語CRM 事業は、連結子会社の(株)ブリックスが運営する24時間365日体制の多言語コンタクトセンターである。通訳センターでのバイリンガルスタッフによる多言語対応や、官公庁からの多言語システム開発業務を請負っている。
2. 2017年6月期第3四半期業績及び通期見通し
2017年6月期第3四半期の連結業績は売上高1,750百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益50百万円(同59.3%減)、経常利益68百万円(同45.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益64百万円(同9.1%増)となっている。システム提供による月額収入と広告収入の割合が高く、下期偏重の収益バランスということもあり、通期予想は売上高2,500百万円、営業利益180百万円、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円と2016年8月の公表予想を据え置いている。
3. 今後の見通し
同社の強みは数多くの知識・ノウハウが蓄積されていること、知識を有効活用するための技術に優れていること、数多くの企業が顧客となっていることなどである。今後、IoT化が進み、様々なモノがネットワークにつながると、解決策の特定が困難な問い合わせが増えることが予想される。同社ではコアテクノロジーである、ABCテクノロジー(A - AI:人工知能、B - Blockchain:ブロックチェーン、C - Chat :チャット)を更に強化し、保有している豊富な知識・ノウハウと組み合わせることで、企業サポート効率を最大限引き上げるサービス提供を行う計画だ。
■Key Points
・不採算事業整理や費用見直しにより収益力が大幅向上
・上期と比べ、下期業績の伸びが見込まれ通期計画は達成見込み
・強みであるノウハウ蓄積に最新テクノロジーを組み合わせ、サービスレベル向上狙う
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
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オウケイウェイヴ<3808>は、個人向けのQ&Aサイトや法人向けのFAQサービスを軸にサービスを提供するソリューションプロバイダーである。個人向けには2000年1月より日本初最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を運営し、利用者の問い合わせに回答することでサービスを提供している。また、利用者の質問に専門家や企業も回答する「OKWAVE Professional」や、各界の著名人に質問できる「OKWAVE Premium」も提供している。法人向けには、「OKWAVE」の運営ノウハウを基に、国内シェアNo.1のFAQシステム「OKBIZ. for FAQ / Helpdesk Support」、Q&Aコミュニティーの解決力を活用する顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support」などを提供し、大手企業や自治体など400サイト以上に導入している。
1. 事業概要
同社の事業分野はソーシャルメディア事業、エンタープライズソリューション事業、多言語CRM事業の3種類である。
ソーシャルメディア事業では、利用者の質問に答えるスタイルのQ&Aサイト、「OKWAVE」、「OKWAVE Professional」、「OKWAVE Premium」の運営や提供を行っている。また「OKWAVE」と連携する、顧客参加型サポートコミュニティツール「OKBIZ. for Community Support」を提供している。
エンタープライズソリューション事業では、企業への問い合わせの中でよくある質問を管理・編集し、回答をインターネット上に公開することで、問い合わせを減少させるという企業向けソリューションを提供している。
多言語CRM 事業は、連結子会社の(株)ブリックスが運営する24時間365日体制の多言語コンタクトセンターである。通訳センターでのバイリンガルスタッフによる多言語対応や、官公庁からの多言語システム開発業務を請負っている。
2. 2017年6月期第3四半期業績及び通期見通し
2017年6月期第3四半期の連結業績は売上高1,750百万円(前年同期比3.1%減)、営業利益50百万円(同59.3%減)、経常利益68百万円(同45.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益64百万円(同9.1%増)となっている。システム提供による月額収入と広告収入の割合が高く、下期偏重の収益バランスということもあり、通期予想は売上高2,500百万円、営業利益180百万円、親会社株主に帰属する当期純利益100百万円と2016年8月の公表予想を据え置いている。
3. 今後の見通し
同社の強みは数多くの知識・ノウハウが蓄積されていること、知識を有効活用するための技術に優れていること、数多くの企業が顧客となっていることなどである。今後、IoT化が進み、様々なモノがネットワークにつながると、解決策の特定が困難な問い合わせが増えることが予想される。同社ではコアテクノロジーである、ABCテクノロジー(A - AI:人工知能、B - Blockchain:ブロックチェーン、C - Chat :チャット)を更に強化し、保有している豊富な知識・ノウハウと組み合わせることで、企業サポート効率を最大限引き上げるサービス提供を行う計画だ。
■Key Points
・不採算事業整理や費用見直しにより収益力が大幅向上
・上期と比べ、下期業績の伸びが見込まれ通期計画は達成見込み
・強みであるノウハウ蓄積に最新テクノロジーを組み合わせ、サービスレベル向上狙う
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
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