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テクマト Research Memo(8):好業績継続、配当性向20%以上確保で増配が続く

注目トピックス 日本株
■株主還元策

● 配当計画
テクマトリックス<3762>の2017年3月期期末配当については、2017年4月26日付で配当予想修正を公表した。2月3日発表の前回予想12.5円から15.0円への増配予想となった。同社は2017年3月1日付で1株につき2株の株式分割を行っており、前期比で実質5円の増配となり、業績予想をもとにした配当性向は25.6%となる。同社は株主還元に積極的に取り組んでおり、中期経営計画においても配当性向は20%以上を基本方針としていることから、今期の好調な業績を背景に増配する予定である。2018年3月期は、更なる好業績予想で18.0円の配当を計画している。

また、配当のほかに株主優待も継続している。毎年9月30日現在で500株以上保有の株主には、保有株式数に応じて1,000円相当(500株〜1,000株未満保有の場合)もしくは3,000円相当(1,000株以上保有の場合)の商品(例:1,000円相当の場合「横浜本牧亭ビーフカレー」、3,000円相当の場合「宮崎県産黒毛和牛肉」など)、または「日本ユニセフ協会」か「あしなが育英会」への寄付としている。株主優待の申込率は90%を超えているそうだが、今後はさらに商品の中身を検証し、株主により喜んでもらえるようなラインアップを目指すとしている。

投資先としての同社の魅力に反応し、最近投資家層が拡大していることが挙げられる。1日当たりの売買金額は1億円を越え、数億円となる日もあり、取引が厚みを増している。また、ゴールドマンサックスなど外国法人が大株主の上位に名を連ね、海外機関投資家からの注目度も高まっている。外国人の持ち株比率は2017年3月期末時点で約14%程度であり、海外の機関投資家がさらに乗り出して来る可能性もある。以上のことから、短期から長期にわたる投資先としての魅力が非常に高まっていると言えるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田 秀樹)



<NB>

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