GMO-AP Research Memo(4):アドネットワーク売上高は過去最高を更新
[17/07/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■GMOアドパートナーズ<4784>の業績動向
2. 事業セグメント別の動向
(1) エージェンシー事業
エージェンシー事業の売上高は前年同期比13.2%増の6,876百万円、営業利益は同79.0%増の347百万円と2ケタ増収増益となった。GMO NIKKOでは主力顧客から大型受注が入ったほか、ソーシャル広告やインフィード広告への取組みに注力したことなどが奏効した。また、アフィリエイト広告事業を手掛けるGMOイノベーターズを合併し、両者が元々持っていた強みを生かした共同提案営業を開始した効果も出てきているようだ。一方、GMOソリューションパートナーについても、主力商材のSEO対策サービス「Find-A」が経済産業省の実施するIT導入支援事業の認定商品として選ばれたこともあり、中小企業向けを中心に販売が好調に推移した。
TwitterやFacebook、LINE等のソーシャル広告の売上高は前年同期比で43.6%増と高成長が続いている。特に、LINEについては2016年7月に「LINEビジネスコネクト パートナープログラム」の公式パートナーに認定されたことや、商材の種類も運用型広告やアフィリエイト、スタンプ等多いことから、最も高い伸びを示している。また、アドネットワークの売上高はインフィード広告プラットフォームとなる「AkaNe」を中心に自社アドテク商材が順調に伸びたことで前年同期比16.9%増の3,044百万円と四半期ベースで過去最高を更新した。
(2) メディア・アドテク事業
メディア・アドテク事業の売上高は前年同期比5.1%減の2,278百万円、営業利益は同57.8%減の47百万円となった。スマートフォン向けアドネットワーク「AkaNe」やレコメンドウィジェット「TAXEL」といった新商材が市場の拡大を背景に順調に拡大しているものの、高採算であったJWord事業の落ち込みが継続したことにより減収減益となった。ただ、前四半期比で見ると利益ベースでは増益に転じており、4~5月のJwordの販売も第1四半期比で下げ止まってきたことから、収益面での底は脱したと見られる。
特に、注力分野のスマートフォン向けインフィード広告の配信プラットフォーム「AkaNe」については、配信インプレッション数で前年同期比2.2倍増と高成長が続いている。メディア運営者側のサービスとなるレコメンドウィジェット「TAXEL」の導入社数が順調に拡大していることも相乗効果となっている。「TAXEL」はメディア運営者の広告収益の最大化を目的に開発したサービスで、提供開始以降ニュースサイトやキュレーションメディアなどを中心に導入社数が拡大している。レコメンドウィジェットについてはメディア運営者の利便性を高める機能の提供をし、「AkaNe」によるインフィード広告と組み合わせることで、強力な販売ツールになっていると考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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2. 事業セグメント別の動向
(1) エージェンシー事業
エージェンシー事業の売上高は前年同期比13.2%増の6,876百万円、営業利益は同79.0%増の347百万円と2ケタ増収増益となった。GMO NIKKOでは主力顧客から大型受注が入ったほか、ソーシャル広告やインフィード広告への取組みに注力したことなどが奏効した。また、アフィリエイト広告事業を手掛けるGMOイノベーターズを合併し、両者が元々持っていた強みを生かした共同提案営業を開始した効果も出てきているようだ。一方、GMOソリューションパートナーについても、主力商材のSEO対策サービス「Find-A」が経済産業省の実施するIT導入支援事業の認定商品として選ばれたこともあり、中小企業向けを中心に販売が好調に推移した。
TwitterやFacebook、LINE等のソーシャル広告の売上高は前年同期比で43.6%増と高成長が続いている。特に、LINEについては2016年7月に「LINEビジネスコネクト パートナープログラム」の公式パートナーに認定されたことや、商材の種類も運用型広告やアフィリエイト、スタンプ等多いことから、最も高い伸びを示している。また、アドネットワークの売上高はインフィード広告プラットフォームとなる「AkaNe」を中心に自社アドテク商材が順調に伸びたことで前年同期比16.9%増の3,044百万円と四半期ベースで過去最高を更新した。
(2) メディア・アドテク事業
メディア・アドテク事業の売上高は前年同期比5.1%減の2,278百万円、営業利益は同57.8%減の47百万円となった。スマートフォン向けアドネットワーク「AkaNe」やレコメンドウィジェット「TAXEL」といった新商材が市場の拡大を背景に順調に拡大しているものの、高採算であったJWord事業の落ち込みが継続したことにより減収減益となった。ただ、前四半期比で見ると利益ベースでは増益に転じており、4~5月のJwordの販売も第1四半期比で下げ止まってきたことから、収益面での底は脱したと見られる。
特に、注力分野のスマートフォン向けインフィード広告の配信プラットフォーム「AkaNe」については、配信インプレッション数で前年同期比2.2倍増と高成長が続いている。メディア運営者側のサービスとなるレコメンドウィジェット「TAXEL」の導入社数が順調に拡大していることも相乗効果となっている。「TAXEL」はメディア運営者の広告収益の最大化を目的に開発したサービスで、提供開始以降ニュースサイトやキュレーションメディアなどを中心に導入社数が拡大している。レコメンドウィジェットについてはメディア運営者の利便性を高める機能の提供をし、「AkaNe」によるインフィード広告と組み合わせることで、強力な販売ツールになっていると考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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