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【FISCOソーシャルレポーター】もきち♪:財務諸表を見てみよう

注目トピックス 日本株
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家もきち♪氏(ブログ「もきちのきもち 株とコンピュータ編」「もきちのきもち ゼロから始めるテクニカル分析編」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年8月20日23時に執筆

財務諸表を見ていますか?

株式会社の財務諸表(決算書)は、会社法などで作成が義務付けられています。

さらに、上場企業の財務諸表は、決算短信(速報:決算日から45日以内に開示)が日本証券取引所グループの「適時開示情報閲覧サービス(TDnet)」で、有価証券報告書(確定情報:決算日から3ヶ月以内に開示)は金融庁の「金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム(EDINET)」で誰でも閲覧することができます。

◆TDnet
TDnetは一般利用者から見ると「適時開示情報閲覧サービス」「東証上場会社情報サービス」「TDnetデータベースサービス」の3つに分類できます。

◇「適時開示情報閲覧サービス」では、過去1ヶ月分の上場会社がTDnetを通じて開示した情報が閲覧できます。

もちろん四半期ごとの財務諸表も閲覧可能です。そして、東証以外の証券取引所(名古屋、福岡、札幌)に上場している銘柄も含めた全上場銘柄の情報が閲覧できます。

◇「東証上場会社情報サービス」では、決算関係については過去5年分、その他の開示情報は過去1年分が閲覧可能です。

但し、このサービスで閲覧できるのは東証に上場している銘柄のみです。その他の証券取引所のみに上場している銘柄は、各証券取引所の上場会社情報サービスで閲覧することになります。

◇「TDnetデータベースサービス」は有料ですが、過去5年間の全ての開示データを閲覧できます。

◆EDINET
EDINETは金融庁が所管する有価証券報告書等の電子開示システムです。

決算短信の開示が証券取引所の自主規制なのに対して、有価証券報告書は金融商品取引法で開示書類や開示内容、記載方法などが定められています。

虚偽記載には刑事罰も課せられます。

〇金融商品取引法 第197条
次の各号のいずれかに該当する者は、10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

EDINETでは、事業年度ごとに作成する有価証券報告書のほかに、半期報告書、四半期報告書、大量保有報告書などが閲覧できます。

◆使い分け
テレビニュースなどで「決算が発表されました」というのは決算短信のことです。発表と同時にTDnetで閲覧できます。

EDINETでは有価証券報告書=確定情報を見ることができます。5年分閲覧可能で、項目を指定して比較表示することもできます。

スピードを重視するときにはTDnetで、じっくり検討するにはEDINETでと使い分けるのがいいかと思いますが、まずは使いやすい方を使ってみることをお勧めします。

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執筆者名:もきち♪
ブログ名:もきちのきもち 株とコンピュータ編
もきちのきもち ゼロから始めるテクニカル分析編


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