スカラ Research Memo(5):ソフトブレーンの連結子会社化により、2017年6月期は大幅増収増益に
[17/09/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2017年6月期の業績概要
スカラ<4845>の2017年6月期の連結業績(IFRS基準)は、売上収益が前期比295.8%増の10,663百万円、営業利益が同505.7%増の3,736百万円、税引前利益が同211.7%増の3,728百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同260.7%増の2,987百万円と大幅増収増益となった。2017年6月期よりソフトブレーンが連結対象となったことに加えて、ソフトブレーン株式の段階取得にかかる差益※2,633百万円を営業利益として計上したことが要因となっている。
※連結対象子会社となった時点での当該子会社の時価と株式取得原価の差額
なお、一過性の収益・費用項目を控除したNon-GAAP基準の業績で見ると、営業利益は前期比125.2%増の1,389百万円、税引前利益は同106.8%増の1,381百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同19.2%増の552百万円となった。一過性の収益・費用項目の主なものについて見ると、2016年6月期は金融収益として計上した投資有価証券売却益527百万円(営業外収益)があり、2017年6月期はその他収益・費用項目として計上したソフトブレーン株式の段階取得にかかる差益や、創業者及び共同創業者の退職功労金、社員の退職一時金、M&A仲介手数料等が挙げられる。当期利益と親会社の所有者に帰属する当期利益の増益率に開きがあるが、これはソフトブレーンの非支配持分利益394百万円を控除したことによる(IFRS基準でも同様)。
ソフトブレーンの連結子会社化に伴う業績への影響額は、売上収益で7,856百万円、営業利益で992百万円の増収増益要因となっている。なお、会社計画比で見ると売上収益はほぼ計画どおりに着地したが、利益面では若干未達となった。これはSaaS/ASP事業において、付加価値の高い新サービスの開発に社内のリソースを集中したため、一時的な売上収益の大きい案件に対する外注費が想定以上に膨らんだことが要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 2017年6月期の業績概要
スカラ<4845>の2017年6月期の連結業績(IFRS基準)は、売上収益が前期比295.8%増の10,663百万円、営業利益が同505.7%増の3,736百万円、税引前利益が同211.7%増の3,728百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同260.7%増の2,987百万円と大幅増収増益となった。2017年6月期よりソフトブレーンが連結対象となったことに加えて、ソフトブレーン株式の段階取得にかかる差益※2,633百万円を営業利益として計上したことが要因となっている。
※連結対象子会社となった時点での当該子会社の時価と株式取得原価の差額
なお、一過性の収益・費用項目を控除したNon-GAAP基準の業績で見ると、営業利益は前期比125.2%増の1,389百万円、税引前利益は同106.8%増の1,381百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益は同19.2%増の552百万円となった。一過性の収益・費用項目の主なものについて見ると、2016年6月期は金融収益として計上した投資有価証券売却益527百万円(営業外収益)があり、2017年6月期はその他収益・費用項目として計上したソフトブレーン株式の段階取得にかかる差益や、創業者及び共同創業者の退職功労金、社員の退職一時金、M&A仲介手数料等が挙げられる。当期利益と親会社の所有者に帰属する当期利益の増益率に開きがあるが、これはソフトブレーンの非支配持分利益394百万円を控除したことによる(IFRS基準でも同様)。
ソフトブレーンの連結子会社化に伴う業績への影響額は、売上収益で7,856百万円、営業利益で992百万円の増収増益要因となっている。なお、会社計画比で見ると売上収益はほぼ計画どおりに着地したが、利益面では若干未達となった。これはSaaS/ASP事業において、付加価値の高い新サービスの開発に社内のリソースを集中したため、一時的な売上収益の大きい案件に対する外注費が想定以上に膨らんだことが要因となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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