ピクスタ Research Memo(9):韓国版PIXTAを7月にリリース。ローカルコンテンツの充実でシェア拡大を急ぐ
[17/09/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■中長期の成長戦略と進捗状況
3. 海外展開の戦略と進捗状況
海外展開はPIXTA事業の海外市場での運営が基本的内容だ。ピクスタ<3416>は世界中とつながるインターネットの特性を生かして日本のPIXTAの多言語対応を進め、世界数十ヶ国のクリエイターからの投稿を集めるほか、利用者も世界中に散在している。
同社の海外展開は、日本の『PIXTA』に海外ユーザーを呼び込むのではなく、海外のローカルな『PIXTA』をローンチすることだ。これを行う理由は、ローカルコンテンツを充実させないと成長が難しい市場が存在するためだ。実は日本もそうした市場であり、同社が急成長を遂げた要因はここにある。同様な市場は韓国やタイ、インドネシアなどアジア地域に多くみられる。そうしたなか、同社が本格的海外展開の対象としたのが韓国だ。
同社は2017年3月に韓国のTopicを子会社化した。その後、急ピッチで開発を進める一方Topicの経営資源も生かして、2017年7月に韓国版PIXTAをリリースした。同社によれば、韓国でのマーケットプレイス型のデジタル素材サービスは、欧米系企業が一部展開しているにとどまっているもようだ。同社はそこでローカルコンテンツの充実を急ぎ、日本での成功パターンの再現を狙う方針だ。
韓国版PIXTAはひとまず順調に立ちあがったが、次の課題は認知度の向上と市場の活性化だ。今後同社は主にWeb広告やSEOの強化に注力し、利用者数増加や認知度向上に取り組むとともに、投稿クリエイターの活性化に注力していくとみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<TN>
3. 海外展開の戦略と進捗状況
海外展開はPIXTA事業の海外市場での運営が基本的内容だ。ピクスタ<3416>は世界中とつながるインターネットの特性を生かして日本のPIXTAの多言語対応を進め、世界数十ヶ国のクリエイターからの投稿を集めるほか、利用者も世界中に散在している。
同社の海外展開は、日本の『PIXTA』に海外ユーザーを呼び込むのではなく、海外のローカルな『PIXTA』をローンチすることだ。これを行う理由は、ローカルコンテンツを充実させないと成長が難しい市場が存在するためだ。実は日本もそうした市場であり、同社が急成長を遂げた要因はここにある。同様な市場は韓国やタイ、インドネシアなどアジア地域に多くみられる。そうしたなか、同社が本格的海外展開の対象としたのが韓国だ。
同社は2017年3月に韓国のTopicを子会社化した。その後、急ピッチで開発を進める一方Topicの経営資源も生かして、2017年7月に韓国版PIXTAをリリースした。同社によれば、韓国でのマーケットプレイス型のデジタル素材サービスは、欧米系企業が一部展開しているにとどまっているもようだ。同社はそこでローカルコンテンツの充実を急ぎ、日本での成功パターンの再現を狙う方針だ。
韓国版PIXTAはひとまず順調に立ちあがったが、次の課題は認知度の向上と市場の活性化だ。今後同社は主にWeb広告やSEOの強化に注力し、利用者数増加や認知度向上に取り組むとともに、投稿クリエイターの活性化に注力していくとみられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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