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ナック---3Qは売上高が9.4%増、レンタル事業の全ての部門で売上高が増加

注目トピックス 日本株
ナック<9788>は9日、2018年3月期第3四半期(2017年4〜12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.4%増の603.02億円、営業損失は8.96億円(前年同期は16.32億円の損失)、経常損失が8.58億円(同15.90億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が10.42億円(同14.07億円の損失)であった。

クリクラ事業は、直営部門では、継続して取り組んできた顧客継続率の向上や一世帯あたりのボトル消費量の改善といった施策の成果が徐々に現れ、売上高は前年同期比で微増となった。
加盟店部門では、顧客数及び顧客売上単価の改善を目的とした教育・サポートプログラム強化に注力してきたものの、前年同期に売上高に寄与したクリクラプラントの販売がなかったことや東日本の天候不順によりボトル販売数が伸び悩んだことが影響し、売上高は前年同期比で減少した。

レンタル事業は、主力のダストコントロール商品部門では、既存顧客への深耕や地道な営業努力、M&Aを通じた商圏の拡大に取り組んだ。また、トータルケアサービス部門も、家事代行や花と庭木の管理といった包括的なサービスの提供に加え、お風呂場や換気扇の掃除等、年末に需要が高まる分野での営業戦略に注力した。その結果、売上高が前年同期比で増加した。
害虫駆除部門では、夏場に取り組んだ販促活動が奏功したことにより、優良顧客数が堅調に推移している。また、約12年振りにリニューアルした飲食店向け害虫駆除機の販売も好調で、売上高は前年同期比で増加した。
法人向け定期清掃サービスを提供するアーネストでは、既存顧客からの紹介で新規顧客が増加したことが要因となり、売上高が前年同期比で増加した。

建築コンサルティング事業は、太陽光発電システムを中心とした建築部材販売では、新築住宅市場への営業強化が奏功し、住宅用太陽光発電システムの売上は大きく伸長している。また、分譲・リノベーションといった隣接市場へ向けた商材販売も順調に推移しており、売上高は前年同期比で大幅な増加となった。

住宅事業は、レオハウスとジェイウッドで2017年3月末時点における受注残高が前期末を上回った影響により、前年同期比で大幅に増加した。

通販事業は、「Macchia Label(マキアレイベル)」と「Coyori」の両ブランドにおける安定収益確保を目的に販売促進費の適正化を図ったことにより、営業損益は前年同期比で改善した。

平成 30 年3月期の連結業績予想数値につきましては、平成 29 年 11 月 10 日に公表した数値に対し、クリクラ事業やレンタル事業が堅調に推移している一方、主として上記住宅事業の要因により連結業績が予想を下回り、不採算店の統合および撤退に係る費用も見込むことにより、平成 29 年 11 月 10日に公表した数値について、営業利益は 2,000 百万円に対し 1,500 百万円前後、親会社株主に帰属する当期純利益については 550 百万円の利益予想から、当期純損失 1,000 百万円前後の計上が予想されます。


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