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アイスタディ Research Memo(1):V字回復に成功。人材創出・提供の総合ソリューション企業として更なる飛躍へ

注目トピックス 日本株
アイスタディ<2345>は、企業向け学習管理システム(LMS)の開発及び販売、OracleやIBMなどのベンダー認定研修や、eラーニング学習ソフトウェアの販売(コンテンツ)などコンピュータを用いた学習や教育のビジネスを主に行っている。1997年に設立され、2002年に東証マザーズに上場、2014年に東証2部に市場変更を果たしている。2015年にWeb会議システムの大手ブイキューブ<3681>と業務提携をし、コンテンツやネットワークインフラの強化を図っている。2017年4月より「第2創業期事業」として、ビジネスビデオ事業、イベントサービス事業に取り組み、事業基盤に厚みを増している。加えて、2018年5月からは「第3成長エンジン」として育成型人材紹介事業「iStudy Academy」に取り組んでおり、更なる飛躍を図っている。

1. 事業概要
同社の事業セグメントは、ソフトウェア事業(旧LMS事業)と研修サービス事業の2つである。ソフトウェア事業ではeラーニングや社員のスキル・資格取得状況の管理を行うラーニングシステム事業や、ビデオ配信などを扱うビジネスビデオ事業を行っている。研修サービス事業ではオラクルやIBMなどのベンダー認定研修や、教育コンテンツの販売やカスタムコンテンツの制作・配信を行うイベントサービス事業を行っており、2018年5月からは育成型人材紹介事業としてiStudy Academyにも取り組んでいる。

2. 2018年12月期第2四半期業績及び通期見通し
2018年12月期第2四半期業績は、売上高は541百万円(前年同期比87.7%増、計画比15.3%増)、営業利益は30百万円(前年同期は9百万円の営業損失、計画比23.2%増)、経常利益は32百万円(前年同期は8百万円の経常損失)、四半期純利益は21百万円(前年同期は8百万円の純損失、計画比42.7%増)と増収増益を達成した。2017年12月期から販売を開始した法人向けビデオソリューション「Qumu」、親会社であるブイキューブより取得したビデオ収録・スタジオ配信サービスを新たに事業の柱に加え、従来のLMS事業においても新規案件を獲得できたことで、業績が堅調に推移した。
なお、2018年12月期通期見込みは売上高1,053百万円(前期比39.5%増)、営業利益150百万円(同219.0%増)、経常利益150百万円(同286.5%増)、当期純利益は90百万円(同111.3%増)と固めに見込み期初の目標を据え置いている。

3. 今後の見通し
同社は2018年5月より、今後不足する第4次産業技術者を創出する事業として「iStudy Academy」を立ち上げた。第4次産業技術の学習コースを提供し、一定のスキルを認定した技術者に対して、クライアント企業への人材紹介を行う事業である。企業ニーズに基づいた育成と人材紹介を総合的なサービスとして提供し、人手不足の解消により日本の生産性改革を後押しし、更なる成長性を図る。

■Key Points
・2018年12月期第2四半期は第2創業期の事業が花開き増収増益
・研修、LMSなどコンテンツに加え、ビデオソリューション・ビデオ配信などインフラサービスを強化し、人材教育の総合ソリューション企業へと進化を遂げる
・育成型人材紹介サービス「iStudy Academy」を第3の成長エンジンとして更なる飛躍を図る

(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)



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