ダイキアクシス Research Memo(3):水と環境を中心とした開発型企業
[19/03/29]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■事業概要
環境機器関連事業と住宅機器関連事業を二本柱とし、その他の事業を成長事業としている。2018年12月期より、その他の事業より再生可能エネルギー関連事業を分離して表示するようになった。卸売が大半を占める住宅機器関連事業に対し、ダイキアクシス<4245>の独自性が発揮できる環境機器関連事業に注力している。2018年12月期の事業別売上高営業利益率では、環境機器関連事業が7.5%と住宅機器関連事業の3.6%の2倍以上の水準となった。再生可能エネルギー関連事業は、先行投資時期にあるため少額の営業損失を出している。ボトルウォーター宅配や土木工事などのその他の事業は、売上高構成比が5%未満と規模は小さい。売上高営業利益率は6.1%であった。
1. 環境機器関連事業
環境機器関連事業は合成樹脂製浄化槽の製造・販売からコンクリート製の大型排水処理施設の設計・施工・維持管理を手掛ける。個人住宅のし尿・生活排水から産業排水、地域集落排水の処理をカバーし、多岐にわたる用途に対応している。排水処理関連機器だけでなく、地下水の飲料化の上水事業、使用した上水を再利用する中水システムにも関わっている。子会社と協業して、メンテナンスサービス体制を構築している。2018年12月期の同事業の連結売上高は18,513百万円で、内訳は上水事業が3.9%、中水道システムが0.1%、国内小型合併処理浄化槽(5〜50人槽)が9.3%、排水処理システムが62.6%、メンテナンス等が24.1%であった。
(1) 同社の強み
同社の強みは、排水処理施設に関する設計、製造、施工、販売、メンテナンスの一貫体制を取っていることにある。メンテナンス業務により顧客との継続的なコンタクトが可能になり、改修・増設工事の受注にも結び付く。また、現場で収集したユーザーニーズを研究開発にフィードバックしている。メンテナンスは、専属部門が24時間監視やスポット対応など顧客ニーズに合わせたサービスを提供できるよう体制を整えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<ST>
環境機器関連事業と住宅機器関連事業を二本柱とし、その他の事業を成長事業としている。2018年12月期より、その他の事業より再生可能エネルギー関連事業を分離して表示するようになった。卸売が大半を占める住宅機器関連事業に対し、ダイキアクシス<4245>の独自性が発揮できる環境機器関連事業に注力している。2018年12月期の事業別売上高営業利益率では、環境機器関連事業が7.5%と住宅機器関連事業の3.6%の2倍以上の水準となった。再生可能エネルギー関連事業は、先行投資時期にあるため少額の営業損失を出している。ボトルウォーター宅配や土木工事などのその他の事業は、売上高構成比が5%未満と規模は小さい。売上高営業利益率は6.1%であった。
1. 環境機器関連事業
環境機器関連事業は合成樹脂製浄化槽の製造・販売からコンクリート製の大型排水処理施設の設計・施工・維持管理を手掛ける。個人住宅のし尿・生活排水から産業排水、地域集落排水の処理をカバーし、多岐にわたる用途に対応している。排水処理関連機器だけでなく、地下水の飲料化の上水事業、使用した上水を再利用する中水システムにも関わっている。子会社と協業して、メンテナンスサービス体制を構築している。2018年12月期の同事業の連結売上高は18,513百万円で、内訳は上水事業が3.9%、中水道システムが0.1%、国内小型合併処理浄化槽(5〜50人槽)が9.3%、排水処理システムが62.6%、メンテナンス等が24.1%であった。
(1) 同社の強み
同社の強みは、排水処理施設に関する設計、製造、施工、販売、メンテナンスの一貫体制を取っていることにある。メンテナンス業務により顧客との継続的なコンタクトが可能になり、改修・増設工事の受注にも結び付く。また、現場で収集したユーザーニーズを研究開発にフィードバックしている。メンテナンスは、専属部門が24時間監視やスポット対応など顧客ニーズに合わせたサービスを提供できるよう体制を整えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
<ST>