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【実況!決算説明会】マイネット<3928>---2019年12月期第3四半期決算(2/3)

注目トピックス 日本株
このコンテンツは、マイネット<3928>の2019年12月期第3四半期の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。3本に分けたコンテンツの2本目です。



続いて、決算の概要です。第3クォーターについての状況です。

まず、業績です。今回切除をすることを決めた赤字タイトルが、このクォーターについては、やはりまだまだ営業利益を圧迫しており、前四半期比で減益となりました。
今後先ほど申し上げたリカバリープランを進行して、第4クォーター以降に利益改善していきます。第3クォーターから第4クォーターに向けてV字回復が始まるぐらいの状況になることを想定しています。
次に財務です。
後程お話しをする特別損失を出させていただいていることなどもあり、自己資本比率は40%を下回りましたが、まだまだ財務体質としては十分な状態です。現預金も潤沢です。
最後に組織です。
構造改革に伴って人員構成の最適化を実施しています。
サイズとしては、会社としての席の数を全体の25%減らす形になっています。大変厳しいアクションですが、しっかりこれまで一緒に活動してくれた間接・直接雇用のメンバーをしっかり手厚く送り出す形をとりながら、中に残って席に座る人間たちで、しっかりとここからの成長を作っていくアクションをとっています。

次に事業です。仕入については、8月に1タイトル比較的規模の大きな案件を仕入れており、運営タイトル数は9月末時点で37となっています。
サービスの運営です。当社のもともとの競争力である、AI・RPA・データドリブンに徹底的に注入することについては、従前と変わらず進行しています。
それによって、AIスタジオ下の5タイトルがRPAによって長寿化しいる状況です。そして、PARADE商品。こちらも当社の競争力です。デッキ分析・相互送客・イラストアセットと、当社ではデータ・スマート・シェアリングというキーワードで競争力を意味付けています。そのデータ・スマート・シェアリングを各タイトルに注入して成功を再現させ、。収益化を進めています。それがしっかりと功を奏して、今回このクォーターの間でも1.68億円の利益に貢献している状況です。

売上高は、おおよそ横ばいです。
既存タイトルが逓減しながら、1タイトルの仕入れによって取り戻したという状況です。
転換点として、赤字のものを切除している中ではあるのですが、第3クォーター、第4クォーターと積み増すものは積み増すので、そこまで一気にトップラインが崩れるという計画にはなっていません。

なお、手術をする期間であった第3クォーターの利益に関しては、前回よりも減益という状態です。この2019年第3クォーターをボトムとして反転攻勢に向かっていきます。

ウォーターフォールです。既存の赤字タイトルが営業利益を圧迫したというのはありますが、徹底したコスト削減を実施しており、ここからは増益を目指していきます。

PLです。
構造改革で意思決定をしましたので、その4タイトルを中心にエンディングタイトルの減損をし、再就職支援金が発生しますので、特別損失として、計上させていただいております。
第3クォーターの間に血を出し切るということをしにいった結果、親会社株主に帰属する当期純利益はマイナス5.65億円という値となりました。ここから、ここを底に、しっかり反転攻勢していくという強い意志を持って経営陣・メンバー一丸となって進んでいます。

次に、費用構造です。ここにすでに現れているものとしては、さほど大きな変化はございません。第4クォーター以降、人件費や外注人件費を中心に、圧縮していく時期に入ります。
広告宣伝費のパーセントの値が少し上がっていますが、これは転換点のアクションを意思決定するにいたった非公開の大きな案件があり、そこで大きめのプロモーションコストを使ったことが要因ですので、第4クォーターには、減少する予定です。そこでかけた投資を回収することは困難であると判断したことも、今回転換点に意思決定をした背景となっています。


BSです。
特別損失がありましたので、少し自己資本比率が下がっていますが、全体としてはまだまだ綺麗なBSです。

続きまして、投資回収です。
タイトルごとの投資回収に関してですが、2014、2015、2016年はもうすでにすべて回収できています。2017年に関しては、期待値ギャップのあるタイトルの仕入れがあってかなり厳しい状況となりました。仕入れの方法を改善して、その後2018年についてはまだ少しビハインドしていますが、着実に回収を進めています。
ただし、2019年は、先ほど申し上げた赤字タイトルの買い取りが、全体をかなり圧迫するにいたってしまったということが、このグラフから見てとることができます。
それをもう再現しないと意思決定したのが転換点です。

なお、企業買収型の事案については、それぞれ着実に良い成果を出しております。
ポケラボ社のタイトルについては、回収は済んでおり、今なお月々キャッシュを回収することができている状態です。
クルーズのタイトルについては、悔しいことに昨年セキュリティインシデントがあって少し足が止まっています。しかしながら、これも時間をかけて回収していくという意思を持っています。
その中でも昨年の4月に買収したグラニのゲーム事業については極めて順調な回収状態です。1年半ほどで、投資額改修まであと少しという状況です。
先般発表させていただいたgloopssの事業は、実はグラニのゲーム事業と大変酷似しています。これは、タイトルの規模感や、タイトルのタイプなどが大変酷似しているので、このときの成功を再現することができるのではないかと考えております。

人員数については、第2クォーターから第3クォーターに向けて、まずは減少をスタートしました。ここから2四半期は抑え込む形になって、その後は横ばいで、その後に再度回復・再成長していくということを目論んでおります。一旦は25%減ぐらいになる見通しです。


(3/3)に続く

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