ミロク情報 Research Memo(3):2020年3月期第2四半期累計業績は期初計画を上回る大幅増収増益を達成
[19/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■業績動向
1. 2020年3月期第2四半期累計業績の概要
ミロク情報サービス<9928>の2020年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比21.2%増の18,825百万円、営業利益が同30.7%増の3,876百万円、経常利益が同30.2%増の3,928百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同34.1%増の2,607百万円といずれも期初会社計画を上回り、半期ベースとして9期連続の増収増益、過去最高業績を連続更新した。
企業のIT投資意欲が引き続き旺盛なことに加えて、Windows7のサポート終了(2020年1月)や消費税率引き上げ(2019年10月)を前に、ハードウェアのリプレース需要が想定を大きく上回り、ハードウェアの売上と同時に、キッティングや設置等のユースウェア売上が好調に推移した。また、ソフトウェア売上についても会計事務所、企業向けともに増加し、システム導入契約売上高は前年同期比26.6%増の12,456百万円(計画比15.4%増)となった。また、ストック型ビジネスとなるサービス収入も、新規顧客の開拓による顧客数増加に伴い同9.4%増の5,346百万円(同2.0%増)と順調に推移している。なお、同社が重要な経営指標としているシステム導入契約売上高の受注残(単体)については、第2四半期末で4.49ヶ月と期首から0.57ヶ月低下したが、これは消費増税前の9月に売上が集中した影響が大きい。また、10月売上の反動減が懸念されたものの、さほど目立った落ち込みは無かったようだ。
収益性について見ると、売上総利益率は前年同期の65.6%から61.3%に低下した。ハードウェア売上構成比が上昇したことに加えて、製品・サービスの開発コストやソフトウェア資産の減価償却費増が要因となっている。一方、販管費率は増収効果によって前年同期の46.5%から40.7%と大きく低下し、また、全般的な経費抑制に努めたことで計画比でも138百万円減少している。この結果、営業利益率は前年同期比1.5ポイント上昇の20.6%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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1. 2020年3月期第2四半期累計業績の概要
ミロク情報サービス<9928>の2020年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比21.2%増の18,825百万円、営業利益が同30.7%増の3,876百万円、経常利益が同30.2%増の3,928百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同34.1%増の2,607百万円といずれも期初会社計画を上回り、半期ベースとして9期連続の増収増益、過去最高業績を連続更新した。
企業のIT投資意欲が引き続き旺盛なことに加えて、Windows7のサポート終了(2020年1月)や消費税率引き上げ(2019年10月)を前に、ハードウェアのリプレース需要が想定を大きく上回り、ハードウェアの売上と同時に、キッティングや設置等のユースウェア売上が好調に推移した。また、ソフトウェア売上についても会計事務所、企業向けともに増加し、システム導入契約売上高は前年同期比26.6%増の12,456百万円(計画比15.4%増)となった。また、ストック型ビジネスとなるサービス収入も、新規顧客の開拓による顧客数増加に伴い同9.4%増の5,346百万円(同2.0%増)と順調に推移している。なお、同社が重要な経営指標としているシステム導入契約売上高の受注残(単体)については、第2四半期末で4.49ヶ月と期首から0.57ヶ月低下したが、これは消費増税前の9月に売上が集中した影響が大きい。また、10月売上の反動減が懸念されたものの、さほど目立った落ち込みは無かったようだ。
収益性について見ると、売上総利益率は前年同期の65.6%から61.3%に低下した。ハードウェア売上構成比が上昇したことに加えて、製品・サービスの開発コストやソフトウェア資産の減価償却費増が要因となっている。一方、販管費率は増収効果によって前年同期の46.5%から40.7%と大きく低下し、また、全般的な経費抑制に努めたことで計画比でも138百万円減少している。この結果、営業利益率は前年同期比1.5ポイント上昇の20.6%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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