サン電子 Research Memo(9):過去業績は事業増収基調も、損益面で先行費用等により低迷続く
[20/06/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 日本株
■サン電子<6736>の過去の業績推移
過去の業績を振り返ると、東日本大震災によるパチンコ業界の自主規制もあって売上高は2011年3月期にボトムを付けた。その後、モバイルデータソリューション事業の急拡大と遊技台部品(現エンターテインメント関連事業)の回復によって増収基調を続けてきた。また、損益面では、利益率の高いモバイルデータソリューション事業の構成比の高まりに加えて、増収による固定費吸収などにより、2014年3月期の営業利益率は9.0%にまで上昇。ただ、2016年3月期以降は、エンターテインメント関連事業の落ち込みに加えて、M2M及びAR関連、VRゲームコンテンツなど、今後の成長に向けた先行費用の拡大やMLCの下振れ(2019年3月期に事業譲渡)、Cellebriteの大型増資にかかる費用などにより、足元では3期連続で営業損失を計上している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>
過去の業績を振り返ると、東日本大震災によるパチンコ業界の自主規制もあって売上高は2011年3月期にボトムを付けた。その後、モバイルデータソリューション事業の急拡大と遊技台部品(現エンターテインメント関連事業)の回復によって増収基調を続けてきた。また、損益面では、利益率の高いモバイルデータソリューション事業の構成比の高まりに加えて、増収による固定費吸収などにより、2014年3月期の営業利益率は9.0%にまで上昇。ただ、2016年3月期以降は、エンターテインメント関連事業の落ち込みに加えて、M2M及びAR関連、VRゲームコンテンツなど、今後の成長に向けた先行費用の拡大やMLCの下振れ(2019年3月期に事業譲渡)、Cellebriteの大型増資にかかる費用などにより、足元では3期連続で営業損失を計上している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>