ワコム Research Memo(8):「ライフロング・インク」の提供を通じて、持続可能な社会に寄り添う
[20/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■社会への取り組み
ワコム<6727>では、ESGや持続可能な社会への取り組みを重視しており、同社ホームページ上に「社会への取り組み」をアップし、基本的な考え方や具体的な活動を開示している。特徴的なのは、同社のテクノロジーを「ライフロング・インク」(子供から大人まで、喜びから悲しみまで、人生のグラデーションを豊かに描き続けるテクノロジー)と名付けているところであり、人が一生の間に積み重ねていく「書く/描く」体験を支え、未来に伝えていくことを通じて、持続可能な社会に寄り添っていくところに同社の存在意義や価値創造の源泉があると認識している。人々の日々はもちろん、クリエイティブからビジネス、教育の分野まで、幅広い「ライフロング・インク」の可能性※1を追求することで、同社自身の持続的な成長にもつなげていく方向性と言える。また、個々の社員と社会との関わりを大切にするとともに、環境に配慮したオペレーションと商品開発にも取り組む。社会の未来像についても、1社だけでなく、アルスエレクトロニカ※2などのコミュニティとともに提案を続けていく方針である。
※1 例えば、教育分野であれば、学習中の視線データとペンの動きから、生徒個人の学習特性を明らかにし、個人に合わせた学習環境を提供する「教育向けAIインク」を開発している。
※2 世界的なクリエイティブ機関であるアルスエレクトロニカは、オーストリアを拠点に40年以上にわたり「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」について提案を続けている。
また、気候変動への対応については、環境経営における重要な課題として捉え、温室効果ガスの削減に取り組むとともに、気候変動が事業環境に及ぼすリスクや機会を踏まえた事業活動を行っている。特に、年々増加している水害等自然災害により企業活動が制限されるリスクに対してはBCP対応を進めているほか、環境配慮製品の開発を機会と認識し、体制強化に取り組んでいる。また、バリューチェーン全体でのCO2排出削減につながる行動を、「ワコム サプライヤー行動規範」への賛同と実践を通じて取引先にも要請している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>
ワコム<6727>では、ESGや持続可能な社会への取り組みを重視しており、同社ホームページ上に「社会への取り組み」をアップし、基本的な考え方や具体的な活動を開示している。特徴的なのは、同社のテクノロジーを「ライフロング・インク」(子供から大人まで、喜びから悲しみまで、人生のグラデーションを豊かに描き続けるテクノロジー)と名付けているところであり、人が一生の間に積み重ねていく「書く/描く」体験を支え、未来に伝えていくことを通じて、持続可能な社会に寄り添っていくところに同社の存在意義や価値創造の源泉があると認識している。人々の日々はもちろん、クリエイティブからビジネス、教育の分野まで、幅広い「ライフロング・インク」の可能性※1を追求することで、同社自身の持続的な成長にもつなげていく方向性と言える。また、個々の社員と社会との関わりを大切にするとともに、環境に配慮したオペレーションと商品開発にも取り組む。社会の未来像についても、1社だけでなく、アルスエレクトロニカ※2などのコミュニティとともに提案を続けていく方針である。
※1 例えば、教育分野であれば、学習中の視線データとペンの動きから、生徒個人の学習特性を明らかにし、個人に合わせた学習環境を提供する「教育向けAIインク」を開発している。
※2 世界的なクリエイティブ機関であるアルスエレクトロニカは、オーストリアを拠点に40年以上にわたり「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」について提案を続けている。
また、気候変動への対応については、環境経営における重要な課題として捉え、温室効果ガスの削減に取り組むとともに、気候変動が事業環境に及ぼすリスクや機会を踏まえた事業活動を行っている。特に、年々増加している水害等自然災害により企業活動が制限されるリスクに対してはBCP対応を進めているほか、環境配慮製品の開発を機会と認識し、体制強化に取り組んでいる。また、バリューチェーン全体でのCO2排出削減につながる行動を、「ワコム サプライヤー行動規範」への賛同と実践を通じて取引先にも要請している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>