シュッピン---3Q減収なるも、EC売上高は2ケタ増と順調に推移
[21/02/05]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
シュッピン<3179>は4日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)決算を発表した。売上高が前年同期比8.8%減の240.72億円、営業利益が同25.1%減の11.66億円、経常利益が同23.8%減の11.78億円、四半期純利益が同26.1%減の7.85億円となった。
当第3四半期累計期間において、ECサイトでは、これまでに構築してきた購入前・購入時・購入後までの流れの中で様々な情報を提供する同社プラットフォームにおいて、自社サイトの独自機能及びサービスを活用したOne To Oneマーケティングによる販売施策を実行した。また、様々な既存のサービスに加えて、オンライン買取の本人確認がスマートフォンのカメラ機能による撮影だけで手続きが完結できる新たな機能等を導入したことで、利用者のより簡単・便利な取引が可能となった。更にECサイトでよりリアルな商品情報と顧客のニーズを反映する「1カテゴリー=1オフィス」化の為に、時計及び筆記具事業の店舗移転・リニューアルを実施し、商材毎の店舗とECオフィスを1フロアー(拠点)とした。カメラ事業においては、分散していた店舗を本館に集約し、購入から買取・買い替えまでを1棟で完結できる「MapCamera Tower」としてリニューアルし、ECサイトを通じた情報発信基地とした。その他、中古商品の需要と供給を適切な水準に保つことによる売上総利益率の改善継続に取り組みつつ、買取強化によって潤沢に在庫を保有することで、より魅力ある品揃えが売上高に繋がるように注力した。一方で、外出自粛や景況感の落ち込みによる消費マインドの一時的低下、一部メーカーでの製造ライン停止による商品供給不足や新製品発売延期と入国制限にともなうインバウンド需要の落ち込み等により、当第3四半期累計期間の売上高は減収となったが、6月以降はEC強化を更に推し進めたことでサイトアクセス数と新規会員数は順調に増加し登録会員数は50万人を突破、EC売上高については186.89億円(前年同期比17.1%増)となった。
利益面では、売上総利益率については前年度から引き続き改善に取り組んできたことで高い水準を維持しているが、店舗移転・リニューアルに伴う設備投資と地代家賃、他社ポータルサイト取引増加に伴う利用手数料や買い替え取引増加に伴う販売促進費等の増加で、販売費及び一般管理費が34.00億円(前年同期比6.2%増)となり、減益となった。ただし、売上高とともに利益面も回復をしており、この第3四半期会計期間での前年同四半期対比では増収増益に転じ、各利益段階では過去最高益となっている。
2021年3月期通期については、売上高が前期比9.1%減の315.09億円、営業利益が同30.0%減の12.28億円、経常利益が同28.8%減の12.36億円、当期純利益が同32.4%減の8.07億円とする、2020年6月17日に公表した業績予想を据え置いている。
<ST>
当第3四半期累計期間において、ECサイトでは、これまでに構築してきた購入前・購入時・購入後までの流れの中で様々な情報を提供する同社プラットフォームにおいて、自社サイトの独自機能及びサービスを活用したOne To Oneマーケティングによる販売施策を実行した。また、様々な既存のサービスに加えて、オンライン買取の本人確認がスマートフォンのカメラ機能による撮影だけで手続きが完結できる新たな機能等を導入したことで、利用者のより簡単・便利な取引が可能となった。更にECサイトでよりリアルな商品情報と顧客のニーズを反映する「1カテゴリー=1オフィス」化の為に、時計及び筆記具事業の店舗移転・リニューアルを実施し、商材毎の店舗とECオフィスを1フロアー(拠点)とした。カメラ事業においては、分散していた店舗を本館に集約し、購入から買取・買い替えまでを1棟で完結できる「MapCamera Tower」としてリニューアルし、ECサイトを通じた情報発信基地とした。その他、中古商品の需要と供給を適切な水準に保つことによる売上総利益率の改善継続に取り組みつつ、買取強化によって潤沢に在庫を保有することで、より魅力ある品揃えが売上高に繋がるように注力した。一方で、外出自粛や景況感の落ち込みによる消費マインドの一時的低下、一部メーカーでの製造ライン停止による商品供給不足や新製品発売延期と入国制限にともなうインバウンド需要の落ち込み等により、当第3四半期累計期間の売上高は減収となったが、6月以降はEC強化を更に推し進めたことでサイトアクセス数と新規会員数は順調に増加し登録会員数は50万人を突破、EC売上高については186.89億円(前年同期比17.1%増)となった。
利益面では、売上総利益率については前年度から引き続き改善に取り組んできたことで高い水準を維持しているが、店舗移転・リニューアルに伴う設備投資と地代家賃、他社ポータルサイト取引増加に伴う利用手数料や買い替え取引増加に伴う販売促進費等の増加で、販売費及び一般管理費が34.00億円(前年同期比6.2%増)となり、減益となった。ただし、売上高とともに利益面も回復をしており、この第3四半期会計期間での前年同四半期対比では増収増益に転じ、各利益段階では過去最高益となっている。
2021年3月期通期については、売上高が前期比9.1%減の315.09億円、営業利益が同30.0%減の12.28億円、経常利益が同28.8%減の12.36億円、当期純利益が同32.4%減の8.07億円とする、2020年6月17日に公表した業績予想を据え置いている。
<ST>