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高千穂交易---3Q減収なるも、テレワーク需要の高まりによるリモートアクセス商品や半導体部品の販売が好調

注目トピックス 日本株
高千穂交易<2676>は5日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比6.4%減の144.35億円、営業利益は同37.0%減の4.01億円、経常利益は同51.5%減の3.43億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同67.4%減の1.54億円となった。

システムセグメントの売上高は前年同期比10.8%減の85.24億円、営業利益は同51.6%減の1.89億円となった。リテールソリューション商品類では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う新規出店抑制などの影響を受けて商品監視システムの販売が減少した一方で、CCTV、顔認証システムの販売や、携帯キャリア向け大型案件などによりその減少を上回る結果となり、売上高は同13.0%増の30.48億円となった。オフィスソリューション商品類は、テレワーク需要の高まりによりリモートアクセス商品の販売が好調に推移したが入退室管理システムの販売が減少し、売上高は同14.7%減の22.49億円となった。グローバル商品類は、タイの高度防火システムの売上が原油価格の低迷や新型コロナウイルス感染症の影響で新規プラント建設が停滞したことなどから減速し、売上高は同33.7%減の17.97億円となった。サービス&サポート商品類の売上高は同5.4%減の14.29億円となった。

デバイスセグメントの売上高は前年同期比0.7%増の59.11億円、営業利益は同13.8%減の2.11億円となった。電子商品類では、テレワーク需要の高まりにより通信端末や半導体製造装置向け電子部品の販売が好調に推移し、売上高は同11.3%増の30.03億円となった。産機商品類では、複写機やオフィスファニチャ市場への機構部品の販売が減速し、売上高は同8.3%減の29.07億円となった。

2021年3月期通期については、売上高は前期比2.5%減の201.00億円、営業利益は同4.8%減の7.50億円、経常利益は同20.9%減の7.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同104.6%増の3.90億円とする、2020年11月6日に公表した連結業績予想を据え置いている。





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