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高千穂交易---21年3月期は純利益187.7%増、システムセグメントが堅調に推移

注目トピックス 日本株
高千穂交易<2676>は14日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比0.1%減の205.91億円、営業利益は同12.4%増の8.86億円、経常利益は同4.6%増の9.26億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同187.7%増の5.48億円となった。

システムセグメントの売上高は前年同期比1.0%増の126.89億円、営業利益は同34.9%増の6.09億円となった。リテールソリューション商品類では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う新規出店抑制などの影響を受けて商品監視システムの販売が減少した一方で、CCTV、顔認証システムの販売や、携帯キャリア向け大型案件などにより、売上高は同27.2%増の44.07億円となった。オフィスソリューション商品類は、テレワーク需要の高まりによりリモートアクセス商品の販売が好調に推移したがRFIDシステムの販売が減少し、売上高は同5.9%減の36.00億円となった。グローバル商品類は、タイの高度防火システムの売上が原油価格の低迷や新型コロナウイルス感染症の影響で新規プラント建設が停滞したことなどから減速し、売上高は同13.1%減の27.41億円となった。サービス&サポート商品類の売上高は同8.6%減の19.40億円となった。

デバイスセグメントの売上高は前年同期比1.9%減の79.01億円、営業利益は同17.7%減の2.76億円となった。電子商品類では、テレワーク需要の高まりにより通信端末や半導体製造装置向け電子部品の販売が好調に推移し、売上高は同8.0%増の39.67億円となった。産機商品類では、複写機やオフィスファニチャ市場への機構部品の販売が減速し、売上高は同10.1%減の39.34億円となった。

2022年3月期通期については、売上高は前期比5.4%増の217.00億円、営業利益は同27.5%増の11.30億円、経常利益は同18.7%増の11.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同40.4%増の7.70億円を見込んでいる。

また、2021年3月期の年間配当については、1株につき25.00円とし、既に中間配当として1株につき12.00円にて配当されているため、期末配当については1株につき13.00円とすることを発表した。





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