フェイスNW Research Memo(1):東京都の城南3区中心に不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開
[21/06/28]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 日本株
■要約
1. 会社概要
フェイスネットワーク<3489>は、東京都の城南3区(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心に、不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開している。不動産投資支援事業では、不動産投資用の新築一棟RCマンション、中古一棟ビルリノベーション、不動産小口化商品の企画・開発・販売を行っている。また、不動産マネジメント事業では、不動産オーナー及び同社が保有する不動産の管理・運営(Property Management=プロパティ・マネジメント、以下PM)を行っている。
土地の仕入れから設計・施工・賃貸募集・物件管理・一棟販売まで全てを一括して管理する「ワンストップサービス」を提供し、特に自社で設計・施工していることが強みとなっている。同社がメインターゲットとする城南3区において一定の知名度を得ているため、当該エリアにおける仕入用土地情報を比較的入手しやすい状況にある。さらに在庫リスクを軽減するため、土地を先行販売して設計・施工を請け負う建築商品の比率を戦略的に高めている。
2. 業績動向
2021年3月期の業績は、売上高が前期比9.8%増の18,774百万円、営業利益が同3.3%増の1,068百万円、経常利益が同11.3%増の895百万円、当期純利益が同6.7%増の585百万円となった。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)による営業活動への支障はあったものの、物件需要は堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。また、営業利益は2期連続増益となった。2022年3月期の業績予想は、売上高が前期比6.5%増の20,000百万円、営業利益が同19.7%増の1,280百万円、経常利益が同17.3%増の1,050百万円、当期純利益が同21.4%増の710百万円としている。物件大型化による収益性向上及びコロナ禍からの回復を見込み、増収・2ケタ増益予想かつ過去最高更新を予定している。
3. 成長戦略
社会環境の変化に対応し、確かな成長のロードマップを描き実行するため、2021年5月に中期経営計画「NEXT VISION 2024」を策定した。数値計画としては、最終年度である2024年3月期に売上高25,000百万円(うち新規事業2,000百万円)、営業利益2,100百万円、経常利益1,800百万円、当期純利益1,200百万円を掲げている。東証プライム市場を目指すための基盤構築ステージと位置付け、(1) 既存事業の安定した成長による事業基盤の強化、(2) 新規事業の開発・推進による新たな収益の柱の育成、(3) DX(Digital Transfomation=デジタル・トランスフォーメーション)推進による業務効率化と強固な経営基盤の構築、(4) 持続可能な社会の実現に貢献する取り組みの推進、の4つの基本方針に取り組むことで、将来的に売上高50,000百万円を目指す。
日本の不動産投資市場、なかでも安定した収益が見込める東京のレジデンスに対する注目度は高く、賃貸用不動産への投資需要は引き続き増加基調が予想されている。また同社がメインターゲットとする城南3区は立地面で安定的な収益が見込まれるエリアである。事業環境はおおむね良好であり、当該エリアでの競合優位性もあることに加え、新たな収益柱の育成に向けて新規領域への展開にも積極的であることから、中期成長性を評価できると弊社では見ている。
■Key Points
・東京都の城南3区を中心に不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開
・2021年3月期は過去最高売上を更新・2期連続の営業増益で着地、2022年3月期は増収・2ケタ増益で過去最高を更新する予想
・中期経営計画「NEXT VISION 2024」を策定、東証プライム市場を目指すための基盤構築ステージと位置付け、将来的に売上高50,000百万円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<YM>
1. 会社概要
フェイスネットワーク<3489>は、東京都の城南3区(世田谷区、目黒区、渋谷区)を中心に、不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開している。不動産投資支援事業では、不動産投資用の新築一棟RCマンション、中古一棟ビルリノベーション、不動産小口化商品の企画・開発・販売を行っている。また、不動産マネジメント事業では、不動産オーナー及び同社が保有する不動産の管理・運営(Property Management=プロパティ・マネジメント、以下PM)を行っている。
土地の仕入れから設計・施工・賃貸募集・物件管理・一棟販売まで全てを一括して管理する「ワンストップサービス」を提供し、特に自社で設計・施工していることが強みとなっている。同社がメインターゲットとする城南3区において一定の知名度を得ているため、当該エリアにおける仕入用土地情報を比較的入手しやすい状況にある。さらに在庫リスクを軽減するため、土地を先行販売して設計・施工を請け負う建築商品の比率を戦略的に高めている。
2. 業績動向
2021年3月期の業績は、売上高が前期比9.8%増の18,774百万円、営業利益が同3.3%増の1,068百万円、経常利益が同11.3%増の895百万円、当期純利益が同6.7%増の585百万円となった。新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)による営業活動への支障はあったものの、物件需要は堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。また、営業利益は2期連続増益となった。2022年3月期の業績予想は、売上高が前期比6.5%増の20,000百万円、営業利益が同19.7%増の1,280百万円、経常利益が同17.3%増の1,050百万円、当期純利益が同21.4%増の710百万円としている。物件大型化による収益性向上及びコロナ禍からの回復を見込み、増収・2ケタ増益予想かつ過去最高更新を予定している。
3. 成長戦略
社会環境の変化に対応し、確かな成長のロードマップを描き実行するため、2021年5月に中期経営計画「NEXT VISION 2024」を策定した。数値計画としては、最終年度である2024年3月期に売上高25,000百万円(うち新規事業2,000百万円)、営業利益2,100百万円、経常利益1,800百万円、当期純利益1,200百万円を掲げている。東証プライム市場を目指すための基盤構築ステージと位置付け、(1) 既存事業の安定した成長による事業基盤の強化、(2) 新規事業の開発・推進による新たな収益の柱の育成、(3) DX(Digital Transfomation=デジタル・トランスフォーメーション)推進による業務効率化と強固な経営基盤の構築、(4) 持続可能な社会の実現に貢献する取り組みの推進、の4つの基本方針に取り組むことで、将来的に売上高50,000百万円を目指す。
日本の不動産投資市場、なかでも安定した収益が見込める東京のレジデンスに対する注目度は高く、賃貸用不動産への投資需要は引き続き増加基調が予想されている。また同社がメインターゲットとする城南3区は立地面で安定的な収益が見込まれるエリアである。事業環境はおおむね良好であり、当該エリアでの競合優位性もあることに加え、新たな収益柱の育成に向けて新規領域への展開にも積極的であることから、中期成長性を評価できると弊社では見ている。
■Key Points
・東京都の城南3区を中心に不動産投資支援事業及び不動産マネジメント事業を展開
・2021年3月期は過去最高売上を更新・2期連続の営業増益で着地、2022年3月期は増収・2ケタ増益で過去最高を更新する予想
・中期経営計画「NEXT VISION 2024」を策定、東証プライム市場を目指すための基盤構築ステージと位置付け、将来的に売上高50,000百万円を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<YM>