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データアプリ Research Memo(5):2022年3月期は組織体制強化に向けた投資を継続し増収・営業増益を目指す

注目トピックス 日本株
■今後の見通し

1. 2022年3月期の業績見通し
データ・アプリケーション<3848>の2022年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比5.7%増の2,140百万円、営業利益が同1.5%増の210百万円、経常利益が同1.8%減の215百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同6.6%減の155百万円を見込んでいる。国内の景気動向は引き続き先行きが見通せない状況となっており、同社が属する情報サービス産業においても企業のIT投資が景気動向に連動する状況が続くと予想される。このような状況のなか、引き続き戦略製品を中心に製品の機能強化を推進し、問題解決力の強化、顧客ニーズの充足といった付加価値を高めていく方針だ。

前期の会計方針変更の反動増やサブスクリプション売上の伸長などにより、売上高は前期比5.7%増を計画している。利益面では、中長期的な企業成長を図るべく、組織体制強化に向けた投資を継続するため、営業利益は同1.5%増の計画となっている。

2. 重点施策
2022年3月期は「新しいサービス・価値を提供し続けるために組織体制を強化し、市場拡大を目指す」とし、持続的な成長の実現に向けて「リカーリングビジネスの推進」「DX実現への挑戦」「コストの最適化」「企業力強化の取り組み」の4つの重点施策を掲げている。既存ビジネスでは、製品のサブスクリプション提供、パートナー制度の見直し、契約継続率の向上など、リカーリングビジネスを推進する。新規ビジネスでは、OCRtranの拡販、サービス型ビジネスの検討、営業部門再編によるDX営業活動の強化など、DX実現への挑戦を進める。また、コストの最適化のために戦略的投資を行う。具体的には、人員増強、スキル向上推進、アフターコロナでの営業再開への投資などを挙げている。加えて、新たな協業先の模索、既存パートナーとの協業深化、社内DXの推進など、企業力強化の取り組みも推進する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)




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