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ブリッジ Research Memo(1):2021年12月期2Qはインサイドセールスの導入が増え、堅調に推移

注目トピックス 日本株
■要約

ブリッジインターナショナル<7039>は、法人営業の問題を解決する1つの手法としてインサイドセールスを主軸にその導入から運用までを支援する「インサイドセールス事業」と「研修事業」に注目しクライアント企業への支援サービスを提供している。「インサイドセールス事業」では、インサイドセールスのアウトソーシングサービスやその導入をするための業務設計、上流の営業戦略・DX(デジタルトランスフォーメーション)を導入するコンサルティングサービス、そしてCRMシステムの受託開発及びAI営業支援ツールを提供するシステムソリューションサービスを行っている。「研修事業」では2021年3月に(株)アイ・ラーニングの買取、連結子会社化を契機に、これまでのインサイドセールス関連やオンライン営業研修などに加えて、IT系企業向研修会社として実績のあるアイ・ラーニングの研修プログラムを幅広く提供し、研修サービス分野を強化している。

1. 2021年12月期第2四半期業績概要
2021年12月期第2四半期業績は売上高2,706百万円(前年同期比55.5%増)、営業利益369百万円(同75.4%増)、経常利益370百万円(同74.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益231百万円(同59.9%増)だった。インサイドセールス事業では、訪問中心だった企業の法人営業活動において、電話やメール、オンラインツールを活用したインサイドセールスの導入が増えたことから堅調に推移した。また、研修事業についてはオンライン研修需要の拡大にあわせ、提供形態を集合型研修からオンライン研修へ大きくシフトしたことによりコスト削減が進んだ。

2. 2021年12月期業績の見通し
2021年12月期の業績予想については、主力ビジネスの安定拡大に加え、アイ・ラーニングの子会社化やコンサルティングサービスを通じたデジタルトランスフォーメーション(DX)需要の取り込み、システムソリューションサービスにおけるAIサービスなどの高成長領域の急拡大により、売上高5,590百万円(前期比53.3%増)、営業利益543百万円(同23.9%増)、経常利益539百万円(同22.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益388百万円(同32.5%増)を見込んでいる。

3. 成長戦略
新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)については収束に想定以上の時間がかかっているものの、各社はコロナ禍への対応重視から、ようやくAfterコロナを見据えた事業見通しを示してきている。同社も新たな成長戦略を示しているほか、徐々に成長の方向性が具体化してきていることもあり、改めて把握しておく必要があろう。なお、基本絵図となる主要3サービスの成長モデルについては、同社が以前から示しているものと大きく変わらないため、下記に最新のものを再掲しておきたい。
(1) インサイドセールスアウトソーシングサービスの安定拡大と成長ポテンシャル
(2) コンサルティング会社ClieXito(株)によるDX需要の取り込み
(3) 内製化支援パッケージ「ANSWERS」によるコンサルティング・システムソリューションサービスの拡大
(4) 高成長ソリューションを中心としたシステムソリューションサービスの成長加速
(5) 旺盛なインサイドセールス導入需要に対応した研修サービスでの収益基盤確立

■Key Points
・コンサルティング会社ClieXitoによるDX需要を取り込み
・システムソリューションサービスのストックモデルへのビジネス転換から成長フェーズへ突入
・DX推進リーダーを担う人材を育成するための「DX推進研修」の需要拡大

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)




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